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未来に残したい洋楽&邦楽の名曲

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【Re-Edit】 The Other Side - Aerosmith 【80年代ロック】

【Re-Edit】【80年代洋楽ロックの名曲】


The Other Side






1983年9月13日(火)

円覚寺の総門を出て、横須賀線の線路沿いまで石段を下りてくると、北鎌倉の駅のほうに目を向ける。けれど、そこにショウカと田代の姿はない。逆側を振り返ってみたけれど2人の姿は見当たらなかった。

「どこ行ったんだ? あの2人は」

とりあえずボクたちは、線路に沿って早足に、駅とは逆方向へ向かって歩き出す。しばらく行くと、左手に山を抱えて建ち並ぶ住宅のあいだに駐車場らしき空き地が見えてきた。

ボクとメイが、その入り口まで辿り着くと、駐車場の奥のほうで、こっちに背中を向けている別の学校の不良っぽい生徒たちに壁際へと追い込まれ、田代が肩をすぼめて縮こまっている。その隣では、ショウカが子犬のように「キャンキャン」と、可愛らしく甲高いアニメ声で相手の生徒たちになにかを叫んでいた。――

ボクは相手側の人数を目で数えた。どうやら向こうは5人いる。メイはうっすら瞳を細め、ショウカたちのほうへ涼やかな視線を向けていた。やがて、相手の不良学生のひとり、――坊主あたまをしたヤツが田代の襟を掴みあげると、田代は亀のように首をすくめ、詰襟(つめえり)に、下あごの肉を食い込ませた。

その坊主あたまの不良学生は、田代の寸胴な体をうしろへ押そうとしているようだが、見た目以上に体重があるせいか、田代はほとんど微動だにしないまま、あごで前襟を隠すようにひたすら首を縮ませ続けていた。

いずれにしたって相手は5人、――どいつもこいつもボクら以上に喧嘩慣れしてそうな雰囲気を背中に漂わす連中ばかりだ。それに田代が戦力になる可能性もほとんどない。ボクが、5人相手にやり合ったところで、絶対に勝てやしないだろう。

ボクはメイの色白の横顔を見つめた。きっと決めて欲しかったんだ、彼女に、――「あの連中と殴り合いをすべきかどうか」の決断を。もしここで、メイがどうしても「2人を助けろ」というのであれば、きっとボクは恐怖心などいっさい感じることなく、後先のことを考えることもなく、無心でヤツらに殴りかかれるような気がする。なぜなんだろう、……けれど、なんとなくそんな気がするんだ。もしメイが、そういうのであれば、――

2名の男子生徒がショウカを取り囲むように「ジリジリ」と彼女のほうへ近寄っていく。この場所から見ていても、ショウカの表情や口調にさっきまでの威勢は、もはやまったく感じられず、小柄な彼女の体がいっそう小さくなっていくのがわかる。

けれど、なぜかそのとき、ボクは相手の学生連中のほうではなく、押し黙ったまま、じっとうつむき、制服の襟をただ掴まれているだけの田代に対して激しい憤りを覚えはじめていた。

いや、――気づくと、すでにボクは田代に向かって駆け出していたんだ。走り寄るその大きな足音に振り返る不良学生たちの背中に向かってボクは叫ぶ。

「どきやがれ! テメェら」

まるで舞台の幕みたく、2人づつ左右へ分かれたその奥で、田代の前襟を掴んだまま、肩越しに振り返った坊主あたまの制服を、おもいきり両手で鷲掴みすると、ボクはそのまま一気にうしろへ引き倒した。

「なんだテメェ!」

ショウカを取り囲んでいた不良学生のうちのどちらかが、ボクの背中にそう叫ぶ。けれどボクはその声を無視し、肩をすくめて突っ立ている田代のほうへにじり寄る。

「なにやってやがんだ! おめぇはよぉ!」

と、叫ぶや、ボクはおもいきりその大きな顔面めがけて右拳を打ち込んだ。

田代は一瞬、右側へ少しグラついたが、直立不動の姿勢は変わらず維持されたままだった。逆にボクの右手首のほうへ、まるで巨大な岩石でも殴ってしまったかのような重たい衝撃が伝わる。その場にいた不良学生たちも、そんな予想外の事態に、一瞬、動きが止まる。

「シーナ君!」

ショウカの甲高い叫び声が聞こえた。

けれどボクは彼女の声すら無視し、田代の胸元を左手で掴むと、うしろのコンクリートブロック製の壁のほうへ、ひじであごを持ち上げるようにしながら押していった。

(しっかし……なんでこんなに重たいんだ! コイツ)

そうは思ったが、田代も抵抗することなく、そのままうしろへ一歩づつ後退していった。

目を伏せる田代の大きな顔を間近で睨み、ボクは小声で吐き捨てた。

「おめぇはよぉ、林さんのことを守りもしねぇで、さっきからその自分のデケぇ図体(ずうたい)ばっか守ろうとしてるみてぇだけどな、そんなもん守ったからって、なんか得することでもあんのかよ?」

相変わらず目つきだけは鋭いくせに、目力もなく弱々しい視線をボクへと送る田代に向かって、さらに顔を近づかせながら言葉を投げつける。

「彼女はお前のために、アイツらから金を取り返そうとしてくれたんだろうが! なのに、おめぇがなにもしねぇで、ただ『ボーッ』と突っ立てるだけでどうすんだよ!」

さっきボクに引き倒された坊主あたまの学生が、背後で立ち上がる気配がした。――と、同時に、

「クソガキがぁ!」

そういって、背後からボクの右わき腹へ、強烈なまわし蹴りを食らわせてきた。

無防備なまま、肝臓を直撃された痛みに苦悶し、呼吸も詰まったけれど、ボクは顔をしかめながら田代に告げた。

「――殴ろうとしなくていい。そんなもの、どうせまともに当たりやしない、……もし今度、襟でもつかまれたら、とにかくそのデケぇあたまをよぉ、おもいっきり相手の鼻先にぶち込め! 勢いよくお辞儀するように、な」

そういい終えると、ボクは反動をつけるように右回転し、握り締めた左拳をバックハンドブロー気味にぶんまわす。小指側の側面が水平チョップ気味に、坊主あたまの左即頭部をかすめた。けれど、大してダメージは与えられず、坊主あたまは左手でまゆのあたりを押さえ、

「おもしれぇ」

と、不敵に笑うや、すぐさま胸元に掴みかかってきた。

ショウカが立っているほうとは反対側にいた2人の不良学生が田代へ近づき、分厚い胸元を突き飛ばす。そのうちのひとりが田代の襟を掴んだ瞬間、――ボクは叫んだ。

「おもいっきりお辞儀しろ!」

「ゴッ」と、鈍い衝撃音をこもらせ、田代のデカいあたまが、真正面から相手の鼻骨あたりを直撃する。その男子学生はうしろへ大きく上体を仰け反らせたあと、鼻を押さえ、正座をする要領で両ひざから地面へ崩れた。

ここから見ていても、相手の鼻骨を叩き潰したのがわかるくらい、それはあまりにも凄まじいヘッドバットだった。きっと相手の脳にも相当なダメージを与えたことだろう。もうひとりいた学生は、田代のその強烈な一撃を目の当たりにし、完全に戦意を奪われしまっているみたいだった。



【ALOHA STAR MUSIC DIARY / Extra Edition】



【2012.03.24 記事原文】

前作『Permanent Vacation』で、完全にメジャー返り咲きを果たした
エアロスミスの10thアルバム『Pump』から、
タイラーの唸りにジョー・ペリーのギターがねっとり絡む
イカしたロックナンバー「The Other Side」をどうぞ♪



ジョー・ペリーかっこいいなぁ。。。






Dulcimer Stomp / The Other Side - Pump (Remastered)
The Other Side - エアロスミス
10thアルバム『Pump』 1989年

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