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エーゲ海の真珠 - ポール・モーリア 【インストルメンタルな名曲】

【インストルメンタルな名曲】


エーゲ海の真珠






Epi-10

「いまの子供たちは」

「だから最近の若者たちは」

 さも子供側に立っているかのような素振りをしながら、教育評論家たちがテレビのなかで吐き出す言葉の響きには、たったひとつの現実さえも語れぬほどの美しさばかり満ち溢れている。
「子供に悪影響を与えるから」と、いい、彼らは容易くこう結論づけるんだ。

「だから子供に見せるな」

「だから子供に聞かせるな」

「だから子供に教えるな」

 むかしっから、そんな連中がものすごく好きな言葉だ。――アンタらが、ボクたちを「子供」って定義できるほど、なにか特別なものを持ってるとでも思ってるのか? 大人なんて、結局どいつもこいつもみな同じだ。大人になるほどいろんなものを得ていくものだと勘違いしてやがる。けれど、きっとその逆だ。大人になるほどボクらはみんな、いろんなものを失ってくんだ。――

 大人たちが包み隠そうとすればするほど生み出されていく好奇心、――隠された事実を小さなのぞき穴から、どうしても垣間見たくなってしまう隠微な背徳感は、ありのままの真実を突きつけられる以上にボクらを困惑させながら歪ませていく。

 罪悪感はうしろめたさであると同時に、好奇心によってもたらされる曖昧な達成感でもある。
 いつだってボクらは抑圧されるたびに押し返し、キレイごとではないリアルな日常のなかを彷徨(さまよ)う。さも子供側に立つかのように真顔で語る連中が吐き出す虚構の戯言に救われるヤツなんて誰ひとりとしていやしない。だって、

――――ボクらは、なにひとつとして理由なんてものを持ち合わせていないのだから。――――


 1983年3月12日(土)
 朝の8時半頃

 出席停止処分を受け、ボクが学校に行っていないあいだには、様々な出来事があったみたいだ。どうやらPTA保護者会の席で今回の事件が議題に取りあげられたらしい。

 その席上、クラスメイトの母親が、担任教師の日常的な暴力を非難しはじめたことで、ボクの起した暴力事件については、なんだかうやむやにされていき、その代わり、この中学における恒常的な教師側の暴力行為のほうが問題視されていったのだという。

 これはあとで知ったんだけど、ボクが「キレる」きっかけとなった、あのとき担任に叩かれた女子生徒の母親が、どうやらPTAの御偉いさんだったようだ。

 やがてクラス内ではアンケート調査が実施され、担任の暴力行為が確実に存在していた事実が明らかとなる。――その際、クラスのみんなは、「ボクのことを相当に擁護してくれていた」のだと、昨日の夜、マレンから電話で聞いた。

 こうして原稿用紙三枚程度の反省文を書くことを条件に、ボクは一週間の自宅謹慎を終える。

 朝、久しぶりに教室のなかへ入ると、 クラスのヤツらが笑顔でボクのことを出迎えてくれたんだ。マレンは普段、学校でそんなことなど絶対しなかったのに、このときだけはみんなの前で、おもいきりボクに抱きついてきた。

 ボクも少しだけ照れながら、彼女の背中を抱きしめた。みんな暴力から解放されたことを本当に心から喜んでいたんだと思う。担任の具合のことなど誰ひとりとして気にもしていなかった。

(そういえば、アイツはどうなったんだ? まだ入院してんのかな)

 「自宅療養中」ということで、結局、その担任教師は中2の終業式の日になっても学校へはこなかった。そしてボクらが中学3年に進級してからも、その男が新たに学級担任を受け持つことはなかった。こういういい方が正しいかどうかなんてことは、この際どうでもいい。けれど、


――――ボクらはきっと勝ったのだ。――――







エーゲ海の真珠 - ポール・モーリア 
ベスト盤『ポール・モーリア ベスト・ヒット』

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