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【Re-Edit】 最後の言い訳 - 徳永英明 【バラードの名曲】

【Re-Edit】【邦楽バラードの名曲】


最後の言い訳





1983年9月13日(火)

「また、さっきの中学のヤツらと会ったらどうする?」

本宮での参拝を終えたあと、大石段を降りながら、そびえ立つ大銀杏(おおいちょう)の木を眺め、ショウカは、ふとそんな心配を口にする。

けれど、もしDt中学の連中に会ったとしたって、きっと今日はもう、ヤツらはなにもしてこないだろう。メイの兄貴、「リケン」の名には、聞くものすべてを震撼(しんかん)させ、容易く畏敬の念を抱かすほどの厳威(げんい)が漂っている。

鶴岡八幡宮の境内には、同じ中学の生徒たちも数多くきているようだった。途中で2グループくらい同じクラスのヤツらともすれ違ったけれど、ボクたちと一緒にミチコがいるってことに驚き、彼らはみな一様に首を傾げ、不思議そうな顔をしてこっちを見ていた。

ミチコはそのことをなんだか恥ずかしがってたようだけど、メイに、「別に気にする必要なんてない」っていわれると、小さな顔に少しだけ安堵の表情を浮かべた。

八幡宮の参道入口に造営されている三の鳥居を抜ける頃、時刻はちょうど午後3時になろうとしていた。――由比ガ浜の海へと延びる若宮大路を中央で分離するよう築かれた「段葛(だんかずら)」と呼ばれる土の参道を歩きながら、ボクたちは鎌倉駅へと向かう。この参道と、八幡宮の太鼓橋だけは、七五三のとき、ボクがこの地を訪れたすべての年代の記憶に、その風景が残されている。

石積みされた段葛の両側を、植樹された桜の樹々が海のほうまで立ち並ぶ。きっと春には、見事な桜のトンネルがこの参道を包み込むよう、人々が、心で感じる新たな季節の暦(こよみ)を変遷(へんせん)させてくことだろう。

あまりもう時間もなかったので、最後に鎌倉駅から江ノ電に乗り、極楽寺を参拝し、そこでボクたちの、この小さな旅を終えることにしたんだ。――「小さな旅」と、いったって、かなり濃密な一日だったことは間違いないだろう。
さまざまなアクシデントに見舞われながら、みながそれぞれ心に隠し持っていた、そのあまりに深い愁傷(しょうしゅう)の想いをありのままにさらけ出したとき、ボクははじめて知ったんだ。彼らがずっと抱えてきた、心の闇の深遠を。――

けれどメイだけは、いっさいみずからの過去を悲嘆することもなく、ずっとみんなを励まし続けていた。あまりにも彼女の言葉が超然とし過ぎてて、ボクには到底理解できないところもあったけど、なんとなく、普段ずっと閉ざされている彼女の心のなかを、僅(わず)かながらに垣間見ることができたような気がする。

――江ノ電の車内は、帰宅する観光客で混雑しはじめていた。そんな人の波にボクとメイは、ほかのみんなとは分断され、体を寄せ合うようにして、目の前の横座りシートに腰掛けた中年女性たちのひざとひざの間に、みずからの足の置き場所を探していた。ゆっくり走し出すその車中、ボクらにはひと言の会話すらなかった。

肩が触れ合うこの距離で、メイの涼やかな瞳を見つめることなんて、ボクには絶対、不可能なことだ。―― 一瞬、彼女が横目でボクを見つめる、――ボクは、そのくすぐったいような視線のせいで、さらに言葉を失ってゆく。

今回、鎌倉に行こうと思った一番の理由は、この機会に一度、メイとゆっくり話してみたかったからだ。けれど、もしその成果を誰かに問われたならば、お世辞にも目的が果たされたとはいい難い。――

メイにせよ、ミチコにせよ、まぁ田代にしたってそうだけど、いままで彼らの声を、日常のなかではっきり聞いた覚えなど、正直なところほとんどなかった。そう考えれば、中3になってからの半年間で、時折、教室内で耳にしてきた、その何倍もの彼らの言葉を、たった一日で聞くことはできた。――

だからって、ちゃんとみんなと会話が成立したってわけでもない。メイがどう思ってるかわからないけど、たとえばボク自身、いきなり「明日から教室でミチコと仲良く話せるか」っていわれても、まだなんともいえない。いままでみたく、「いっさい話さない」ってわけではないだろうけど、そこまで打ち解けたってわけでもない。

それにきっとメイとも教室内でときどき、ひと言ふた言、ありきたりな挨拶を交わす程度の、いままで通りの感じのままなんだろうな。――田代に関しては、「なんとなく少しは仲良くなったかな」って思うけど、コイツも来月には転校してしまう。だから、きっと今日一日、みんなと一緒にいたからって、明日からのボクらの関係は、ほとんどなにも変わらないんだろうなって思うんだ。――



【ALOHA STAR MUSIC DIARY / Extra Edition】



【2012.11.30 記事原文】

別にそういうシチュエーションになったからという訳ではないんですが。。。

何故か昨日あたりから妙に聴きたくなった徳永英明氏の「最後の言い訳」。
当時、この曲が聴きたくて5thアルバム『REALIZE』を買いました・・・

この頃の徳永氏の歌声はスゴイですね☆
もともと高音域を活かした楽曲が多い彼ですが、
特にこのセンチメンタルなメロディに切ない想いを込めた「最後の言い訳」。

抑え目なAメロからサビで解き放たれたときの彼には
なにやら情念のようなプラスアルファのパワーを感じます。。。
※特にエンディングのサビのリピートは圧巻☆

・・・しかし・・・あまりにも心が痛くなる曲です・・・





最後の言い訳(Los Angels Mix) - REALIZE最後の言い訳 - 徳永英明 
5thアルバム『REALIZE』 1989年

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