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未来に残したい洋楽&邦楽の名曲

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【Re-Edit】 アイム・セクシー - ロッド・スチュワート 【70年代ロック】

【Re-Edit】【70年代洋楽ロックの名曲】


Da Ya Think I'm Sexy





Epi-15

 1983年4月18日(月) 中学3年の一学期
 三時限目終了の休み時間、

 担任教師がランダムに決めてしまった最初の席替えで、ボクの両隣には、どちらもこのクラスのなかではわりと真面目そうな女の子が座ることとなる。黒板に向かって右側の席に座ってる川上ナオは、小柄でふっくらしていて愛嬌のある笑顔が憎めない感じの子。そして左側に座る竹内カナエのほうは、まっすぐ伸びた長く艶やかな黒髪と、切れ長でどこか冷めた感じの一重まぶたが、とてもクールな印象を与える女の子だった。

 これはまぁ、癖みたいなものだけど、大抵、ボクが机にうつ伏し寝ているときは、真下じゃなくって左側へ顔を向けてることが多い。だから左隣に座ってる竹内カナエにしてみれば、なんだか横顔を「ジッ」と見られているような気がして、もしかしたら落ち着かないかもしれないな。

 いずれにしても川上ナオや竹内カナエとは、まだ一度もまともに話したことはない。彼女たちも、ボクの噂をいろいろと聞いてるせいかもしれないけれど、なんとなく怖がっているみたいだったし、ボクも彼女たちに対しては特に興味などはなかったんだ。


 三時限目終了の休み時間、――

 ボクはいつもみたいにカナエのほうへ顔を向けつつ浅い眠りに落ちていた。快晴の穀雨(こくう)の空から柔らかな陽射しが教室内に降り注ぐ。けれど気温はまだ20℃に届いてないだろう。少しだけ肌寒さを感じて目覚めたとき、カナエがカバンのなかから一冊のバンドスコアを取り出すのをたまたま目にする。

なんとなくそれが誰のスコアなのか、ボクは気になりはじめた。彼女が時折ページをめくるたび、その背表紙が浮きあがる。どうやらそれはビートルズのバンドスコアのようだった。

 カナエはずっと譜面を見つめ、ギターコードのようなものを、さっきからノートに書き写している。――ボクは机にうつ伏したまま、何気なく彼女へ声をかけた。

「ビートルズ聴くの?」

(この何気ないひと言が、ボクと竹内カナエとの会話のきっかけになったのは間違いない。 ――けれど彼女がやがて、絶対に失えぬほど重要な存在になってくことに関しては、まだこのとき、ボクは当然ながら気づいていない。…………)

 ふいにそう聞かれて、彼女は「ビクッ」と肩を揺らした。最初はまさか自分に話しかけられているとは思ってなかったみたいだが、確かめるよう、ボクのほうへ一重の眼差しを向けると、

「あぁ、今度、部活で何曲か演奏するから、……」

 表情を少しこわばらせ、カナエはそう答えた。

「部活って音楽部?」

 と、ボクはうつ伏せたまま、さらに訊ねる。

「軽音楽部。……」

 と、カナエはひと言だけつぶやく。

「へぇ、そんなクラブ、ウチの学校にあったんだね」

 この中学に吹奏楽部があるのは知っていたけど、軽音楽部があることなんていままで知らなかったんだ。そんな会話を右隣で聞いていいた川上ナオが、ボクのあたまのうしろから、少しだけためらいながら話しかけてきた。

「……アタシもね。最近、ビートルズ聴いてるんだよ」

 ボクはうつ伏せのまま、顔だけナオのほうへと振り返らせる。

「お姉ちゃんがねぇ、結構、洋楽のレコードを持ってるからなんとなく聴くようになったんだけどね」

 と、目を細め愛嬌のある笑顔をナオは浮かべた。

「へぇ、そうなんだ。けどオレ、あまりビートルズってちゃんと聴いたことないんだけど」

 そう、ボクが笑いかけると、

「でもさぁ、アタシはなんてったって、ロッド・スチュワートが一番好き!」

 と、急にナオは話題の対象を変化させた。

「はっ? ロッド・スチュワート?」

「え? ロッド・スチュワート知らない? 『アイム・セクシー(Da Ya Think I'm Sexy?)』とかって、聴いたことない?」

「いやいや、そりゃぁ名前くらいは知ってるけどさぁ。……でも、ちゃんとレコード聴いたことってないかな」

 すると今度は竹内カナエが、ボクのあたまのうしろから会話に加わる。

「ロッド・スチュワート、いいよね! アタシも好き」

「でしょ! すんごくカッコいいのよねぇ、これがまた!」

 机にうつ伏しているボクのあたま越し、ナオとカナエは、すっかりロッド・スチュワートの話題で盛りあがりはじめる。こうしてボクは、両隣の女の子たちとのはじめての会話を同時に成立させたのだ。

「シーナ君は? 最近どんな音楽を聴いてるの?」

 ようやく緊張がとけたのだろう。カナエは警戒色が薄らいだクールな眼差しでボクを見つめながらそう訊ねてくる。

「オレ? うーん、……まぁ、中2の頃は結構、洋楽ロックとか聴いてたけどねぇ」

 ボクはようやく上体を起こし、カナエを見つめた。

「じゃぁ、ディープパープルとか?」

 口元を微笑ませ、カナエはさらに訊いてきた。

「いや、ディープパープルよりもレインボーかな」

 と、腕を組みながらボクは少し笑って答える。

「レインボーならさぁ、アタシは『アイ・サレンダー』が好きかな」

 まさかカナエがレインボーを知ってるなんて思わなかったので、

「あぁ、まぁ、オレも好きだけどね。えっ、竹内さんってレインボーのアルバム持ってるの?」

 と、ボクは少しだけ驚いた顔で、そう問い返す。

「う~ん、アルバムは何枚か先輩に借りて録音したよ。ロジャー・グローヴァーが好きだから」

「ロジャー・グローヴァー? あぁ、ベースの人ね。オレはグラハム・ボネットとコージー・パウエルがいたときの『ダウン・トゥ・アース(Down to Earth)』が一番好きだけどね」

 そんな2人だけの世界へ、川上ナオが強引に割って入ってくる。

「アタシさぁ、あとデヴィッド・ボウイとかも好きだよ」

 ボクは、ナオのほうを振り返りながらつぶやいた。

「川上さんってさぁ、なんかさっきから『ソッチ系』ばっかだね」

「だって顔がさぁ、すごくカッコいいじゃん! 洋楽って顔でしょ? やっぱり」

 ボクはなんだか本当に可笑しくなってきてしまって、おもわず声を出して笑った。
 この真面目そうな2人が洋楽好きだったってことには驚いたけれど、このクラスのなかで、気軽に話せそうな相手が新たに見つかったような気がして、少しだけ嬉しくなった。――――





【2012.03.23 記事原文】

ロッド・スチュワートが日本で認知されたのが、
この「Da Ya Think I'm Sexy? (アイム・セクシー)」のヒットから。


当時、中学の同級生の女の子が
ロッド・スチュワートと根津甚八の熱狂的ファンでしたねぇ。。。


う~ん!!
言われてみれば、たしかにどちらもセクシーな男である…






Da Ya Think I'm Sexy? (アイム・セクシー) - ロッド・スチュワート
9thアルバム『Blondes Have More Fun』 1978年
アルバムお薦め度「一度聴いてみたら」



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