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未来に残したい洋楽&邦楽の名曲

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【Re-Edit】 Moon Crying - 倖田來未 【バラードの名曲】

【Re-Edit】【2000年代邦楽バラードの名曲】


Moon Crying





小学校4年の夏休み、――

ボクらの街では、決して見られぬ三等星より遥かに小さい、まるで霧粒みたいな星々が、光の渦を描き出し、闇と溶け合う濃藍(こいあい)色の空の彼方、 ひときわ輝く恒星たちのまわりを「チラチラ」と揺らめいている。

「流れ星さぁ、見れるといいね」
マレンは、足元で「パチパチ」弾ける花火の色など気にもせず、煌(きら)めく星の海のなか、未知なる光跡が紺青(こんじょう)の夜空に描き出されるのを待ち焦がれてた。――


さっき、ボクが樹林のなかへマレンを捜しに行っているあいだ、広場ではキャンプファイアがすでに始められており、ボクらが着いた頃にはもう、みんなして焚き火を囲んで歌かなんかを歌っている最中だった。スイミングスクールのなかで一番おっかないコーチが、遅れてきたボクたちを見つけ、ものすごい剣幕(けんまく)で怒鳴り始めると、ボクはさっきマレンと示し合わせていたとおり、「急にお腹が痛くなって、マレンがボクに付き添ってくれた」っていい訳したんだけれど、どうやら先に広場へきていた女の子のうちの誰かが、「マレンがひとりで部屋へ戻っていった」ってことを告げ口してたらしくって、「お前、嘘いってんじゃない!」って、ボクは怒鳴られ、その後、コーチはずっとマレンのことだけを叱り続けた。

怯えながら大きな瞳を潤(うる)ませている彼女がなんだかすごく可哀想に思えてしまい、「彼女にお菓子を取ってきて欲しいとボクがお願いした」って、また嘘をついた。コーチはボクのあたまを、おもいきり平手で叩き、とりあえず彼の気は、なんとなくその一発でおさまったようだった。

正直いって、あのときボクがマレンのことを探しに行く必要なんてなかったんだ。そんなのコーチにやらせればよかったことなのかもしれない。――けれど、なぜかボクは彼女のことをなんだか放っておけなかったんだ。別に好きでもないのに、――どうしてなんだろう?

――歌の時間が終わると、今度は「フォークダンスを踊る」ってコーチたちがいい始める。
まぁ、小学校の運動会で踊らされた気もしたけれど、あまりよく踊りなんて覚えていなかった。

「じゃぁ、男女交互に並んで大きな輪を作れ!」

そう、おっかないコーチがいうと、「キャーキャー」いいながら、「誰の隣がいい」とか「誰々ちゃん、こっちきなよ」とかっていいながら、みんな一斉に騒ぎはじめた。すると、ボクが少し気になっていた女の子が走りながらボクとマレンがいるほうへ近づいてきて「ニッコリ」笑うと、ボクの腕を掴み、なにもいわずに友達たちのいる側へと引っ張りはじめた。

ボクは肩越しに、その場に佇むマレンを振り返ろうとしたけれど、――振り返らずにそのまま、その女の子に連れられていったんだ。

広場のある草原を囲う、さほど標高を感じさせない峰々は、そのいびつな輪郭を空との境界に違和感なく馴染ませている。山肌を覆った木立の幹はすっかり漆黒(しっこく)の闇のなかへと身を潜め、それらを包み込むよう生い茂った無数の深緑のうわべには、まるでカラスの羽みたく「ぼう」っと艶(あで)やかな月明かりが映し出されていた。

さっきこの広場へ入った瞬間、夜空一面を覆い尽くしていた星々の煌(きら)めきを、ふと思い出す。ボクは山影の向こう側に広がる空を見上げた。

立ちのぼるキャンプファイアの炎と煙に燻(いぶ)されて、ほとんど星の輝きなんて隠れてしまってる。ただ白々と浮かんでる月の輝きだけは、灰色がかった煙炎(えんえん)の向こうで、光りの輪を放ちながらこの草原の草花を滑らかに彩っていた。

結局、ボクは当初の念願通り、むかしから少し気になっていた女の子とフォークダンスで手を繋ぐことができたんだ。それにさっきは、彼女のほうからボクのことを誘いにきててくれていた。――けれど、思っていたほどには嬉しくなかった。――みんなで広場へくる前、ひとり、部屋へと戻っていったマレンに対して、「マレンのことなんて放っておけばいい」って、彼女が笑っていったとき、それまで抱き続けてた、その子への憧れにも似た想いが一気に変化してしまったのだ。

なんていうんだろうな、――とにかく、「好きだ」とかって感情は、その瞬間ほとんど消えてしまったんだ。それに、さっきボクの手を引っ張っていったのだって、なんとなくマレンに対するイジワルのようにも思えた。そのことに薄々気付いてはいたけれど、ボクは、マレンを置き去りにしてしまった。

(なんでこんなに罪悪感を感じてしまうんだろう?)


前から気になってた女の子と手を繋ぎながら、なぜだか急に思い出したんだ。さっきマレンと2人して、遅れてこの広場へ辿りついたとき、ボクのうしろで夜空を見上げたマレンの大きな瞳のなかに映し出された星々の輝きのことを、――

(あのとき、本当に彼女は艶々(つやつや)とキレイな目をしていたな)

焚き火を挟んで、ほぼ反対側の輪のなかに小さな体のマレンはいる。さっきコーチに怒られたせいだろうけど、どことなくまだ彼女の表情は冴えないままだった。もしかしたらボクと離れてしまったせいなのかもしれないけれど、――

「マイムマイム」がラジカセから大音量で流れてくると、ボクたちは左右の子らと手を繋ぎ、みんなで作ったその大きな輪をまわすようにしながら踊りはじめる。真ん中でコーチたちが見本で踊る姿を真似してボクもステップを踏んでいく。そのコーチらの向こう側、ションボリしながらマレンも同じよう、見よう見まねで踊ってる。

「川澄はカミュのことが好きだ」

「カミュはマレンのことが好きなんじゃない?」

いろんなヤツから散々冷やかされたそんな言葉が、あたまのなかにぼんやり浮かびあがる。

(ボクはマレンのことなんて、別になんとも思ってない)


――やがて曲は「ジェンカ」へと変わる。この哀愁漂うメロディとは、やや不釣合いにも思えるほどの軽快なリズムが逆になんだかすごく心地よかった。ボクは、少し気になってた女の子の両肩に手を置いて、焚き火のまわりを前へ、うしろへ跳ねるようステップしながらまわりはじめる。向こうのほうでは、マレンも小さい体で「ピョンピョン」飛び跳ねていた。

――最後に「オクラホマミキサー」が流れはじめる。この曲の場合、先の二つのダンスと違って、唯一、ダンスパートナーが1小節ごとに変わっていく。おもえば、去年の運動会でこれを踊らされたときが一番恥ずかしかったような気がする。何度目かのパートナーチェンジで、当時好きだった子とはじめて手を繋いだんだけど、きっと、その瞬間は、あからさまに、ボクのしぐさや表情に不自然なほどの恥らいが現れてしまっていたに違いない。――



【ALOHA STAR MUSIC DIARY / Extra Edition】



【2012.10.04 記事原文】

さて。今週も納期が迫ったプレゼンに追われております故、
週明けまではブログ更新もままならないものと思われます・・・


こないだユーミンが荒井由美時代も含めた
初のベストアルバムをリリースするとかって
何かで読みました。。。40曲くらいだったか???

なんかついこないだボクが特集したユーミンネタとモロに被ってますが、
決してそういうニュースを知ってたうえでのものじゃぁ御座いません。
あくまで偶然です☆☆☆

まぁどんだけボクのチョイスと同じ曲が収録されるのか?
ちょいと気になるところでしたが・・・まぁそこそこ被ってましたかね(笑)


では!!
そんなこんなで多少足早かつ唐突に。。。
2000年代の邦楽でボクが良いと思ったバラードを数曲ご紹介☆

ボクは決して90年代以降の邦楽を聴いてない訳ではありませんが、
アルバムを買ったのはホントに記憶に無いくらいの枚数だけですね。

90年代以降の邦楽を一言でいえば「聴き飽きる」・・・コレに尽きます。
無論、カラオケ印税を意識した楽曲が主流となってますので、
「覚えやすく歌いやすい作品」というものがレコード会社からの指示として
出されているんだろうとは思いますが、半年後もカラオケで歌われるような曲って
ほんの数パーセントしかないだろうな。。。と個人的に感じます。


そんな中でボクがメロディと歌詞が非常に優れたバラードをチョイスするとしたら・・・
まずは倖田來未さんが2008年にリリースした40枚目(そんな出してるんか?)の
4曲入りシングル「MOON」のオープニングトラック「Moon Crying」をご紹介♪


以前も書いた気がしますが・・・
倖田さんの声域って今日の若手男性ヴォーカルに比べても非常に狭く、
通常の女性シンガーであれば絶対に成功しないように思えますが、
独特の艶やかなアジを持っております。。。

この曲がスゴイのはサビ小節が2回繰り返されてるところでしょうね。
そうすることでドラマティックさが非常に増幅されてるように感じます☆

PVの彼女のスッピン顔はなかなか素朴で好きですね☆
でも・・・もし街で会っても「倖田來未に似てませんか?」とは言われないかも???






Moon Crying - MOONMoon Crying - 倖田來未 
7thアルバム『TRICK』 2009年

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