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未来に残したい洋楽&邦楽の名曲

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【Re-Edit】 Company - Rickie Lee Jones 【70年代バラード】

【Re-Edit】【70年代洋楽バラードの名曲】

Company





I selected "Company"
from 1st album "Rickie Lee Jones"
of Rickie Lee Jones released in 1979.



1983年9月13日(火)

遠くにくゆる鎌倉の海の蒼さを見てるうち、なんとなく、以前どこかで同じ景色を見たことある気がしてきたんだ。

(そうか、……マレンと一緒にお墓参りに行った寺からの風景に、なんとなく似てるのかもしれないな)

ボクは、ふと2ヶ月くらい前、マレンと、母方のご先祖さまのお墓参りに行った山寺の風景を思い出す。――あの日、小雨があがったあと、僅(わず)かに見えた鎌倉の海は、曇り空の色を水面(みなも)に満たし、真夏の風に吹かれ、やんわり揺らいでいた。

(マレンと最後に別れたあの海が、いまもこうして遠くのほうで揺らいでいる。本当はこんな景色なんてまだ見たくなかった。じゃぁ、なんで今日、ボクは鎌倉になんてきてしまったんだろう? それは、……きっと李メイがいたからだ。メイと一度、ちゃんと話してみたかっただけなんだろう。――『好き』とかって感覚とは、どこか違うような気もする。けれど、彼女が常にその身に纏わす、決して何事にも動じることのない憂いを秘めた氷の如き冷淡さに、間違いなくボクは惹かれているのだ)

南からの海風に、茶色い髪を肩先でそよがせるメイの横顔をボクは見つめた。その視線に気づいたからかもしれないけど、メイもボクのほうを静かに振り返る。少しだけ目を細めた彼女の涼やかな瞳の色を、ボクはしばらく見つめ続けていた。――

きっともう昼の12時くらいなんだろうか? 急に気温があがったように感じられる。けれど、逆に朝よりも湿度はだいぶ下がったみたいだ。

「なんだかさぁ、お腹空いてきちゃったね」

ボクたちが、十王岩から鎌倉の街並みを眺めていると、突然、林ショウカがそういって笑い、横に並んだみんなのほうへ訊ねてきた。

「あのさぁ、みんな、お弁当持ってきてる?」

「ワタシは持ってきたけど」

メイはそうつぶやき、ミチコの小さな顔を横目で見つめた。

「ワタシも、……持ってきた」

と、つぶらな瞳を伏せたミチコが恥ずかしそうに答える。

「シーナ君たちは?」

乾いた風に、長い黒髪をうしろから巻きあげられて、ショウカがボクと田代のほうへ横髪を押さえながら訊いてくる。

「ボクは持ってきた」

そう答える田代の言葉と半分重なるようにして、ボクは「持ってきてないよ」って、つぶやいた。ショウカは可愛らしいえくぼを浮かべて微笑む。

「なんだぁ! じゃぁ、お弁当持ってきてないのって、アタシとシーナ君だけじゃん!」

するとミチコが、その小さな唇をそっと動かす。

「あの、――実はお母さんがね、『男の子たちも一緒にいるのなら、みんなにも食べてもらいなさい』って、いってね、ワタシ、おかずとか一杯作ってもらってきたんで、もしよかったら、――」

と、いって、上目遣いにボクのほうを見つめた。

(あぁ、きっとミチコのお母さんは知らないんだ。彼女が『学校でみんなから嫌われてる』ってことを)

「ありがとう。じゃぁ、……オレ、もらおうかな」

ボクがそういうと、ミチコの瞳にほんのりと喜びの色が灯されたような気がした。

「じゃぁ、アタシもご馳走になろうっと」

そういって、ショウカはミチコに笑いかけた。

――ボクたちは建長寺へと戻りはじめていた。もしこのままハイキングルートを辿っていったとしても、おそらく山中を2時間は、さ迷うことになるだろう。だから十王岩の展望台で、「天狗の像がいた、さっきの休憩所でお弁当を食べよう」と、ショウカがいったとき、ボクらは黙ってそれに従ったんだ。

ふたたび深緑の杜のなかを歩きながら、ボクは田代につぶやいた。

「さっきの話、――オレが小山さんを守るだのどうこうって話だけどな。オレがこないだ谷川たちのことをシめたのは、別に小山さんが可哀相だと思ったからだけじゃねぇんだよ。たしかにそれもあったけど、イラついてたんだ。あの日はなんだかな。――それに、もし小山さんのことをアイツらから守りたいんなら、お前が谷川たちをヤっちまえばいいじゃん」

「ボクが?」

と、田代は一瞬、驚くと横目でボクを見つめた。

「あぁ、お前さぁ、たぶん自分じゃ気づいてないかもしれねぇけどな、もし本気でヤったら、オレなんかよりぜんぜん強いと思うよ。谷川なんかよりも、絶対にお前のほうが強いよ」

ボクがそういって笑うと、田代は独り言みたく、みずからの口のまわりに言葉をくゆらす。

「ボクが、……強い――」

「だってよぉ、さっきの不良連中だって、ぜんぜんお前を押し倒すことなんてできなかったじゃん。お前ってすげぇ腰が重いしよぉ。だから簡単には倒されないし、それにきっと殴られ慣れてるから打たれ強い。もし、お前が格闘技やってたら、相当強くなってたハズだよ。なんか、そういう格闘技向きの骨格してるみてぇだからな」

と、ボクがいうと、田代は足元をぼんやり見つめた。

「そうか、――だったら、やっとくんだったな。小学校のとき、空手とか柔道なんかを」

土色にくねった道の向こうのほうに、やがて勝上献(しょうじょうけん)展望台が見えてくる。すると、田代は突然立ち止まり、振り向くボクを上目遣いに見ながら「への字」に下がった唇を微(かす)かに動かした。

「小学校四年のとき、ある日学校へ行ったら、ボクの机の足元にね、自転車のサドルが置いてあったんだ」

「サドル? 椅子のとこか?」

ボクは、意味もわからぬままにそう訊ねる。田代は頷き、さらに話し続けた。

「数日前、小山さんが親に買ってもらったばかりの自転車を誰かに盗まれたってことは知っていた。いつもはほとんど教室で誰とも話をしない小山さんが、そのときだけはね、いろんな生徒に聞いてまわってたんだ。『私の自転車、誰か知らない?』って、――きっと、すごく大切だったんだと思う。彼女にとって、その自転車は、――」

田代は大きな背中に、海からの南風を受けていた。もしかしたら、その風に押され、彼は言葉を吐き出しているようにも思えた。

「――しばらくして、学校でメチャクチャにされた彼女の自転車が見つかった。でも、結局、犯人は見つからなかったんだ。それどころか『小山さんが自分で自転車を壊した』ってことにされてしまっていた。――クラスのみんなは、犯人が誰かなんてこと、とっくにわかってたけど、誰もそのことを先生にいわなかった。そしたら、――その数日後、ボクの机の下に自転車のサドルが置かれてたんだ」



【ALOHA STAR MUSIC DIARY / Extra Edition】



【2012.09.28 記事原文】

「カンパニー」繋がりで・・・


今年の3月、当ブログの開設当初にご紹介した
リッキー・リー・ジョーンズ女史の「Company」ですが。。。
当時Yにオリジナルなかったのでダイアン・リーヴス女史の
カヴァーVerをリンクしておりました・・・

が。なぜか2年前のUPねたがYで見つかりましたんで
オリジナルVerもご紹介♪※つうかそれが普通かぁ(笑

1979年リリースの1stアルバム『Rickie Lee Jones』は
何度聴いても名盤中の名盤ですわいな☆☆☆

彼女ってかなりジャニスと似たような人生を送っておりますケド・・・
ボクの個人的嗜好でいえばリッキー・リー・ジョーンズさんの歌声のほうが
ググっと心に響きます。。。
でもアルバムリリース当時はまだ25歳くらいですねぇ。。。
シノマリより若いのかい!!

う~・・・しかしながら。。。
まさに極上の大人サウンドですわねぇ☆






Company - Original Album Series: Rickie Lee Jones

Company - リッキー・リー・ジョーンズ
1stアルバム『Rickie Lee Jones』収録曲 1979年
アルバムお薦め度 「☆名盤です☆」

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