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【Re-Edit】 THE OVER - UVERworld 【ロックの名曲】

【Re-Edit】【邦楽ロックの名曲】


THE OVER






1984年3月25日(日)

白いストラトキャスターを背中へまわし、ステージの縁(へり)にかがみ込んでリョウを手招くと、彼は唖然としたまま立ちあがり、ゆっくりボクのほうへと近づいてきた。ボクが差し出す右手をわけもわからずリョウが握り締めた瞬間、

「リョウ、――お前はこっち側にこい!」

ボクはリョウのカラダをおもいっきりステージ上へと引っ張りあげた。

「シーナさん?」

きっとリョウは本当に、いまなにが起こっているのかわからないんだろうと思う。
ボクはステージのセンター・マイクの前で彼に微笑みかける。

「だって今日しかねぇだろ? お前の想いをちゃんと倉田さんに伝えられるのはさぁ。でも、きっと言葉じゃうまくいえないんだろうからな。だったらその想いをな、……彼女のためだけに歌えばいいさ」

「えっ! 無理っすよ。こんな大勢の前でなんて」

リョウはいきなりそういわれてひどく動揺した。「キョロキョロ」と落ち着かないリョウのあたまを両手でそっと押さえると、額を付け合せるようにし、鼻先が触れ合う距離でボクはささやく。

「こないだ音楽室であんだけ一緒に練習したじゃんか。大丈夫だよ。歌えるって! ホントはオレひとりで歌おうと思ってたんだけどね。やっぱこの曲は、お前とデュエットで歌うことにするわ。それにさぁ、この曲はね、……オレがはじめて倉田さんの前で歌った曲なんだよ」

濡れた前髪の向こうにリョウの大きな瞳を見つめながらボクは笑った。

去年の秋、同級生たちが修学旅行へ出掛けているとき、その旅行に行かなかったボクとユカリが2人で初デートした、あの夕暮れ時の神社の匂いをなんとなく思い出す。

【――この曲ってさぁ。もしオレたちが、いつかライブ演るときにね、歌ってみようと思ってるんだ。まだタイトルも決めてないんだけど、……そのときは、キミにはちゃんと最前列で聴いてて欲しいんだ。ほかに誰も客がいなかったら、やっぱりちょっと歌いづらいからね】


あの日、ボクのお気に入りの神社で、老木たちからこぼれ落ちるまどろみの吐息のなかに包まれながらユカリは静かに微笑み、やがて大きく頷きながらこうささやいた。

「こないだ私がいったこと覚えてますか? 『いつも自分のことよりも、誰かのことを考えてるみたいな人』って、――メイがシーナ君に対して抱いてる印象なんですけどね。でも、私から見れば同じなんですよ。メイもシーナ君も、……メイもね、いままでずっと、自分のことよりも、私のことばかり考えてくれていたの。だから私にとっては、ものすごく大切なんですよ。メイも、シーナ君も2人とも、……そして、そのどちらからも私に与えられている、本当に素敵なこの優しさも」


ボクはなにも答えず、この曲を歌いはじめたんだ。そう。――あの夕暮れ色した街の空へ向かって。――たしかにボクが修学旅行へ行かなかった理由には、みんなに遠慮して旅行へ参加しなかったユカリに対する同情心もあったんだとは思う。でもね、ボクはもうキミのことを憐れんだりなんかはしないよ。だって、キミはこんなにも愛されているんだからね。

だから気を使う必要なんてないんだ。キミのことを大切だと想うヤツにはさぁ、目一杯甘えちゃえばいいんだよ。ユカリ、――きっとキミならわかるだろ? ソイツの言葉がホンモノかどうかくらいは、さ。――ホントは、中2のとき、マレンの誕生日に葉山で見た流れ星や、去年のクリスマスにマレンと過ごした日のことを考えながら作った曲なんだけどね。この曲は、どうかキミに受け取ってもらいたい。
 
キミからもらった、こんなにも素敵な時間に対するお礼として歌わせて欲しいんだ。


ボクはマイクに向かう。――

「ボクらはなにかをやる前に、なんでもすぐ諦める癖を覚えさせられていく。誰かが真剣になにかをやってる姿を見て、指さして笑うようになってゆくんだ。『そんなこと絶対できっこないのにね』って、……この中学って場所はね、そういう事しか教えてくれねぇところさ。そうやって他人の評価ばかりする人間を作っちまうとこなんだ。――

だけど彼女はボクに教えてくれた。『できるかどうかまずはやってみてから考えろ』ってね。だからボクらは、いまこうしてこのステージに立っているんです。ボクにとっては最高の恩人でもあるその人に、……ボクら、アロハスターと一緒に今日、ストリングスやコーラスで参加してくれてるこの彼女たちとともに、一番時間をかけて練習してきたこの曲をね。このバンドを作った……このアロハスターを作ってくれた倉田ユカリさんのためだけに歌いたいと思います」

ボクはステージの最前列に座るユカリのことを見つめながらつぶやいた。小刻みに震える細い背中を小山ミチコに擦(さす)られながら、ユカリは唇の前で指先を握り合わせたまま、つぶらな瞳に涙を溜め続けている。ボクは目でユカリに微笑んだ。

「じゃぁいくよ!」

ボクはカナエとタツヤにそう声をかけ、うしろを振り返りヨシトに頷く。ヨシトと一緒にイウとメイ、そしてコーラス少女隊の彼女たちもボクに向かって小さく頷き返してきた。

「いいな。――もう覚悟を決めろよ。……リョウ」

「――はい」

そう小さくつぶやいたリョウを、タツヤが笑いながら自分のスタンドマイクの前へと引き寄せた。――深田さんたちのストリングスの余韻が消えると同時にカナエの黒いストラトが、冒頭でヴァイオリン・ソロが奏でたリードフレーズを1小節分なぞり、次小節あたまからボクとタツヤがレゲエ調のバッキング・リフをヨシトの変則8ビートに合わせてインさせる。――

ボクのリズムギターのリフに乗せるように、メイの電子ピアノがイントロの主旋律となるメロディを奏ではじめると、イウのギターが偶数拍のみをカッティングでミュート気味に刻んでいった。

「オレが先にいくからな」

レゲエ調のイントロ・リフを刻み続けながら、リョウの横顔にそうつぶやく。――ボクのほうを見ずに、祈るよう両手を顔の前で握り締めているユカリだけを見つめて、リョウはほんの少しだけ頷いた。――ボクはマイクへ向かって歌いはじめた。…………


会場は静まり返っていた。――ボクら自身、ステージ上でしばらく動くことができなかった。ユカリは両手で顔を覆ったまま、ずっと肩を振るわせ泣き続けている。

ボクはうつむくリョウにそっと訊ねた。

「想いをちゃんと伝えられたか? 彼女にさ」

茶色い髪の毛を何度か小さく縦に揺すると、やがてリョウは潤んだ瞳で「キッ」と、まっすぐユカリを見つめ、そのままステージから飛び降りた。――ステージの最前列に座るユカリの前でゆっくり床に左ひざをつき、彼は大きな声で彼女に告げた。

「ユカリ先輩! オレ絶対ね、絶対に投げ出したりしないですから! どんなことがあったって、絶対投げ出したりなんてしないですから! だからオレのこと、信じて欲しいんです。いや、いまはまだ信じられなくたって仕方ないんですけど、――でも、絶対に倒れませんからね、……オレ、どんなことがあったって先輩のことを背負ったままでも絶対に倒れないで、ずっと歩き続けていけますから!」

リョウの叫び声が、静まり返った体育館内に響き渡る。

「――まだ14歳のガキだし、オレなんかのいってることなんて嘘っぽく聴こえちまうかもしれねぇんですけど、……だけどオレは裏切らない。もし先輩がオレのことを信じてくれるんならね、オレは絶対に先輩を裏切ったりなんてしません。オレは死ぬまでずっと、ユカリ先輩のことを支え続けていきたいって思ってる。――

返事はいまじゃなくていいんです。いつか先輩がオレの言葉を信じてくれるまでね、ホンキでオレがユカリ先輩を『好きだ』ってことを、いつか先輩がちゃんと信じてくれるまでね、これからずっと毎日、証明し続けていきますから! だから、オレに背負わせて欲しいんですよ。……ユカリ先輩のことを、……先輩のこれからを」

そして、リョウは最後にありったけの大声を振り絞って叫んだ。

「――先輩の未来を、オレだけに背負わせて欲しいんです!」


ユカリは唇を震わせたまま、ずっとリョウを見つめていたが、やがて少しだけ、その可憐な口元に笑みを浮かべると、そっとささやきはじめた。

「バカねぇ、まだ中学生なのに『オレは死ぬまで』って、――佐久間君が死んじゃったら駄目じゃない。そしたら、いったい誰が私を支えてくれるの? だって、……これからずっと背負ってくれるんでしょ? ずっと毎日、私のことを倒れずに背負っていってくれるんでしょ? 佐久間君が、……私のことを、……ずっと私のことを、――」

そういって、両手で顔を覆ったユカリの前にかがみ込むリョウのうしろ姿を、ボクはステージの上から見つめていた。

【そう。きっといま使うのが一番正しいんだよ。――誰かのことを、どうしようもないほど『好きだ』って思う気持ちに年齢なんて関係ないんだ。もし、結果を恐れず、その言葉を伝えるための勇気を持ってるんならば、――絶対に、いま使うのが一番正しいんだよ。リョウ、――その『好き』って言葉を。さ】



【2012.09.02 記事原文】

まぁたぶんすぐにYから削除されるんでしょうが・・・
最近聴いたなかでカッコいいなぁと思ったのがUVERworldの「THE OVER」☆

榮倉奈々さん主演ドラマのエンディングテーマで聴いたんですけど
異様にドラムプレイがカッコいいですねぇ!
う~ん。。。彼らは別格な気がします・・・実にイイですねぇ♪

歌詞もスゴイです・・・最近こんな歌詞見たこと無い!!
歌詞 → 歌ネット

最近まったく良いと思う曲がなかったんで
とりあえずです☆でも・・・
ホントにすぐ削除されるとは思いますよ☆





THE OVER - UVERworld
7thアルバム『THE ONE』 2012年



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