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未来に残したい洋楽&邦楽の名曲

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【Re-Edit】 遠くで汽笛を聞きながら - アリス 【バラードの名曲】

【Re-Edit】【邦楽バラードの名曲】


遠くで汽笛を聞きながら






Epi-11

 1983年2月22日(火) 中学2年の三学期
 夜の9時過ぎ

 さっきから大学ノートに書いたばかりの歌詞を何度も書きなおしているボクは、ついこないだ14歳になったばかりだ。川澄マレンからは、誕生日プレゼントに「手作りの枕」をもらった。たぶんボクなのであろうキャラクターがパッチワークで縫い込まれてる細長く水色の枕。――それをなんとなく気に入って、ずっと抱き枕代わりに使っている。

 今年に入って無理やりさせられた約束がある。それはボクらが中3になる前に、なにかしらマレンのために曲を作なければならないという約束だった。――ロック調のメロディでも何曲か歌詞を書いてはみたけれど、やはり今回だけはバラードっぽいのにしようかなとも思っている。でも彼女に対する思いを過剰に描き過ぎてもウソっぽくてダサイくなる。だから何度も「歌詞を書いてはそれを消す」という作業ばかりを、さっきからずっと繰り返していた。

(これはリアルに存在するマレンに対するものなのか、それともボクの心のなかでイメージしている彼女に対してのものなのだろうか? 去年の夏、羽田空港で抱いたマレンへの一瞬の感情や、クリスマスのとき感じた彼女への激しい想いってなんだったんだろう? 

あのときはホントに『2人だけで暮らしてもいいかな?』って思ったんだけどな。けど最近は、同じ高校に行くかどうか、たまに話したりするだけの、ごく普通の中学生同士の感情にすっかり戻ってしまった気がする。もし去年の夏やクリスマス、マレンへ抱いた感情のままを曲にするならば、ものすごく恥ずかしいのは我慢して、どんな歌詞だろうときっと歌うことだってできるのにな。……)

 「湘南」と呼ばれるこのエリアは、その響きから、よく南国風の気候をイメージされがちなんだけど、当たり前のようにして、身を切る真冬の寒さもちゃんとここには訪れる。

 海岸線に沿って走る国道134号線を挟み、海からもっとも近い場所に建っているボクらの学校があるほうへ、まっすぐ伸びる通学路には、防風用の巨大な松の木が幾つもの大きな屋敷の庭先から外塀をはみ出すようにし並び立つ。

 湘南の風情そのままに映し出してる松並木の通りは、いわばこの街における「風の通り道」でもある。北のほうから海を目指して路地裏を彷徨い続ける真冬の風は、みずからの往き場を求め、やがてこの通りへと一斉に集まってくる。

 くっつき合って増幅した寒風が一直線に突き抜けてゆくこの道を、早朝や夕暮れどきに一度でも歩いてみればわかるだろう。そこに、南国を連想できるほどの穏やかな優しさなんて微塵も感じられやしないってことを。――――

 ボクの妹であるレナのため、両親がかつて買い与えた高価なピアノは、だいぶ前からすっかり応接間の飾り物と化している。ボクは最初、【ド】の音が鍵盤上のどこにあるのかすらわからなかったんだけど、もしかしたらギター以上にピアノのほうが向いてたのだろうか? ……

いまだにまったく楽譜すら読めないが、カセットデッキから流れてくるビリー・ジョエルの曲を簡素化し、ピアノでそれっぽく再現するのもさほど難しい作業ではなくなってきている。もちろん完璧に弾きこなせているわけじゃない。が、ディミニッシュコードみたく複雑な和音も、鍵盤から探し出すことができるくらいにはなったんだと思う。

 ピアノもギターもそうだけど、「聴いててまったく違和感を感じさせない曲」ってものには、「定番的なコード進行」が必ず存在している。それさえ理解しちゃえば「ソレらしい曲」を誰でも作れるようになってくものだ。

 いずれにしたって、ピアノの旋律って「ちょっとダサいなぁ」と感じてたりする歌詞でさえ、妙に説得力のあるものに変える力を持ってる気がする。それに、なんだか弾いてて心がやけに落ち着くんだ。

 ギターで作曲する場合、自分でメロディラインをハナウタなんかで歌いつつ、ハマりそうなコードを見つけながら主旋律(メロディ)をつくり出していく。

 けれどピアノだと、あたまでイメージした歌詞に対して直感的にその場でメロディをつけていきやすい。ときどき思いもしなかったメロディを右手の指先が勝手に奏でてることだってある。だから、もし主旋律(メロディ)を作曲するのなら、ピアノのほうが絶対向いているように思うんだ。――

 3月に入ると春休みになるまでのあいだ、ずっとボクは作曲してきた主旋律の伴奏パートだけをピアノで練習し続けていた。歌詞はほとんど完成していたんだけど、なんとなく、勢いで書いてしまったような気もいまだにしてはいる。たかだか13歳のボクが「愛」なんて言葉を使っても戯言になるだけだ。

 そんなことわかってたけど、それに代わるような言葉をもはや探し出すことができなかった。……なんとなく「好き」って言葉を使うことのほうが、なんだか余計に恥ずかしいような気がしてたんだ。

(もうすぐボクらは中学3年になるんだな)

 気づけばこの街の風には、冬の終わりを告げる草花たちの息吹が、ほんの微かに漂いはじめていた。――――





【2012.06.14 記事原文】

ボクらの年代には、アリスのファンだった方々が多い。

ボク自身で彼らのアルバムを買ったことはないが、
当時は従兄やら知人やらに借りてよく聴かされたものである。


そんなアリスの楽曲で異彩を放っているのが、
堀内孝雄氏作曲によるバラード「遠くで汽笛を聞きながら」でしょう。

まぁ堀内氏の楽曲はメジャーキーを好むために、
救われない歌詞の割りには、あまり暗くなり過ぎていない。。。
というか、どこか希望的な歌にも聴こえてくるのである。





遠くで汽笛を聞きながら - アリス 
5thアルバム『ALICE V』 1976年




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まとめtyaiました【遠くで汽笛を聞きながら - アリス 【バラードの名曲】】
【バラードの名曲】遠くで汽笛を聞きながらボクらの年代には、アリスのファンだった方々が多い。ボク自身で彼らのアルバムを買ったことはないが、当時は従兄やら知人やらに借りてよ...
[2012/06/08 09:30] まとめwoネタ速neo
Masterpiece of the Western music of the 70s/70年代洋楽の名曲
If you want to cry/泣きたいとき
If you want to be healed/癒されたいとき
Drinking alcohol/お酒を飲みつつ
While driving/ドライブしながら
If you want to Fever/血が騒ぐ
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Masterpiece of the Western music of less than 70s/70年代未満洋楽の名曲
Less than the 70's classic Ballad/70年代未満バラードの名曲
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