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未来に残したい洋楽&邦楽の名曲

70~80年代の洋楽&邦楽を中心に未来に残したい名曲&名盤を独自にチョイスするBlogです☆
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【Re-Edit】 炎の叫び - ヴァン・ヘイレン/On Fire - Van Halen 【70年代ロック】

【Re-Edit】【70年代洋楽ロックの名曲】


On Fire





I selected "On Fire"
from 1St album "Van Halen" of - Van Halen released in 1978.


さて!
ヴァン・ヘイレンのデビューアルバムのプロデューサーは、
ドゥービー・ブラザーズの主だった作品を手がけてきたテッド・テンプルマン氏でございます。

まぁ、当ブログも、だいぶ先にドゥービーの名曲を特集することになりますけど。。。
(まぁ、もしこのまま過去に紹介したページを辿っていった場合。ということですけどね)
ドゥービーをまったく知らない人のために敢えて書くとすれば、
このバンドの音楽性は、フロントマンとしてマイケル・マクドナルド氏が加入する前と、
氏の加入後、・・・というように分類される訳なのです。

すなわち、(前)ウェストコースト・ロックから(後)AOR路線への劇的な変容、
と、よく巷ではいわれておりますわな。

まぁ、たしかにマイケル氏加入後、バンドとしては最大のヒット曲で、
かつグラミー賞受賞曲「ある愚か者の場合(What a Fool Believes)」が生み出されるのですけど、
正直いえば、後期の楽曲的にはドゥービーも、この曲くらいしか代表曲を生み出せておりません。

さて。話はヴァン・ヘイレンに戻り、・・・
プロデューサーのテッド氏は、1974年のデビューアルバム『Van Halen(炎の導火線)』
から、バンドブレイクのきっかけとなった「ジャンプ(Jump)」が収録され、
1000万枚超えセールスを記録したダイヤモンド・ディスク、
1983年リリースの6Thアルバム『1984』までを立て続けにプロデュースしております。

まぁ、ヴァン・ヘイレンにせよサミー・ヘイガー氏が加入前と、
氏の加入後。という話になってしまいますけど、・・・

まぁ、バンドサウンド最大の変化は、いわずもがな『1984』から
大々的にフューチャー導入されたシンセサイザーなんでしょうねぇ。

と、まぁものすごく長い前置きではございましたが、
ボク個人的には、ヴァン・ヘイレンというバンドの本質は、
デビュー&2ndアルバムにすべて集約されていると思っております。

過激にして超絶、平凡なギタリストに才能の違いというものを
まざまざと見せつけるかのようなエディのギターワークが聴けるのは、
正直この2作品しかございません。すなわち、この2枚のアルバムにこそ、
彼らのハードロックバンドとしての本質が内在しておるものと考えております。

では、1Stアルバム『Van Halen(炎の導火線)』から、
のちにマイケル・ジャクソンの「今夜はビート・イット (Beat It)」で唸らせることになる
イントロリフにも通じるよ~な、まさに「これぞロック」な尖ったギタリフがカッコええ
「炎の叫び(On Fire)」をどうぞ♪ どうぞどうぞ! 
ん?このフレーズってなんだか妙に懐かしい!



【2012.03.12 記事原文】

せっかくなんで ヴァン・ヘイレン1978年リリースの
デビューアルバム『Van Halen(炎の導火線)』
からもう一曲!

ベースが唸るクールなナンバー「On Fire」をどうぞ♪






On Fire - ヴァン・ヘイレン
1stアルバム『Van Halen(炎の導火線)』 1978年
アルバムお薦め度「一度聴いてみたら?」

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【Re-Edit】 アトミック・パンク - ヴァン・ヘイレン/Atomic Punk - Van Halen 【70年代ロック】

【Re-Edit】【70年代洋楽ロックの名曲】


Atomic Punk




みなみな様。Rakiです・・・
久しくご無沙汰いたしております。

気づけば年の瀬・・・しかしながら、あいも変わらず雑務に追われる日々。
なかなかブログの更新もままならない状況が続いておる次第です。

さて。
当ブログも「未来に残したい名曲~」と銘打って、
それなりに相当数の楽曲をご紹介してきたのですけど、
無論、初期にご紹介した楽曲に関してはリンクが生きてるかどうかも確認せず、
ぶっちゃけ放置して参りましたので、ここいらで再編がてら一度振り返ってみたいかな。と・・・
そのついでにですねぇ。アルバムお勧め度も、ちゃんと全曲付記してこうとかな!
と思っております☆

とはいっても、今しばらくは仕事に追われる日々が続きますので、
更新間隔が再びあいてしまうやもしれませぬ。
まぁ、何卒ご了承願います。。。

さて。当ブログを立ち上げて最初にご紹介したのが、
1978年にリリースされたヴァン・ヘイレンのデビューアルバム『Van Halen(炎の導火線)』から、
冒頭のスクラッチのようなブラッシングとそれに続くヘヴィなリフが唸る
「アトミック・パンク(Atomic Punk)」でございました。

ん?なんでこの曲を「未来に残したい名曲~」でファーストチョイスしてしまったのだろうか?
まぁ、よくわかりませんけど、きっとそういう気分だったんだろうと思いますわね☆



【2012.03.12 記事原文】

さて。
お引越し1発目は、ヴァン・ヘイレンのデビューアルバムからイってみましょう!


ヘヴィなリフがかっこいい「Atomic Punk」をどうぞ♪


以前は、YouTubeの動画を貼り付けてましたが、
あんまり意味ないので、リンクのみにします。。。






Atomic Punk - ヴァン・ヘイレン
1stアルバム『Van Halen(炎の導火線)』 1978年
アルバムお薦め度「一度聴いてみたら?」


【Re-Edit】 スモーク・オン・ザ・ウォーター - ディープ・パープル 【70年代ロック】

【Re-Edit】【70年代洋楽ロックの名曲】


Smoke on the Water





Epi-18


 1983年4月19日(火) 中学3年の一学期
 夕方の午後3時過ぎ

 放課後、――
 ボクは音楽室へ向かっていた。校舎を繋ぐ三階の渡り廊下から西のほうを眺めてみると、海沿いの街並みが一望に見渡せる。そのずっと地平の先、箱根の山々の向こうには、ほぼシンメトリーな美しいシルエットを描いた富士山が、まだ残雪を冠したままにそびえていた。富士山はボクの家のベランダからも見えるけど、駅の北口にいま建設中の商業施設が完全にできあがる頃には、ほとんどがその建物の陰に隠れてしまうことだろう。

 さっきまで小雨がパラついていた渡り廊下を通り抜けてく夕風があまりに清らかで心地いい。この吹き抜けの通路は、ボクがこの学校で、唯一「好きだ」と思える場所かもしれない。――

 敷地のなかに三棟連なって並び建つ、一番北側の校舎三階に音楽室はある。一度だけ中1の音楽の授業で合唱曲を歌わされたことはなんとなく覚えているが、それ以外でこの部屋に行ったという記憶はない。そもそも中学時代、ボクがなにも部活動をしてなかったせいもあるんだろうけど、文化系のクラブに所属している部員のほか、放課後、この北館に用事がある生徒なんてほとんどいなかった。

 音楽室の入り口扉のガラス窓からなかをのぞき込む。数名、部員らしき学生の姿が見える。どうやら彼らは吹奏楽系の楽器を手入れしているようだった。けれど、竹内カナエの姿はそこにはない。と、そのとき、隣の音楽準備室のほうからアコースティックギターの音色が聴こえてきた。ボクは音楽準備室のほうへと向かい、ノックもせずに横開きの扉を開け放つ。

 が、あまりにレールのすべりがよすぎたせいで、鉄製枠に扉の縁がおもいきりぶち当たり「バーン」と大きな音を、ひとけのない北館三階の廊下じゅうに響き渡らせる。

(これじゃぁ、まるで道場破りか討ち入りだわな、……)

 顔は知っているけど名前までは知らない同学年の男子生徒ら数名がギターを手にしたままボクのほうを振り返り、一斉に驚きの表情を浮かべた。彼らと談笑していた竹内カナエも、思わず、

「えっ、どうしたの? シーナ君」

 と、いきなりボクが現れたことに少し驚く。

「まぁ、……なんとなくね。どんなとこなのか見たくなってさ」

 部屋へ入ると、ボクは音楽準備室のなかを見まわしながら彼女に答えた。黒い布カバーに包まれた吹奏楽系と思われる楽器に混じって、数台置かれた大きなアンプの隣にエレキギターやベースが数本づつ並べられており、中央付近にはドラムセットまで置かれている。まるで、いますぐにでも、この場でライブができてしまえそうな設備が整っていた。

「へぇ、この学校ってドラムまであったんだ」

 ドラムセットの前で立ち止まり、ボクは思わず感嘆の声を漏らした。

「あぁ、なんだか、むかしからあったみたいよ。でも最近、うちの部員にもほとんど叩ける人がいないんだけどねぇ」

 と、カナエはアコースティックギターをひざに抱えたままで、静かに答える。

「ふーん、すごいんだねぇ」

 ボクはハイハットを人差し指の爪先で何度かはじく。
 そして部屋の隅へと歩いていき、何本かあるうちのエレキギターのなかから一本引っ張りあげる。それはかなり年季の入った『リッケンバッカー』だった。

「もし弾きたければ弾いてもいいよ」

 座ったままでボクにピックを差し出してカナエは微笑む。オープンで何度かダウンストロークしてみると、どうやらチューニングは狂っていないようだ。ようやくボクの存在にも慣れてきたのか、ほかの男子生徒たちも円陣を組むよう椅子に座り、お互い顔を見合ってタイミングを計り、ギターで曲を弾きはじめた。

 カナエはちょっと前傾姿勢で椅子に座って少し足を開き気味にし、ひざのうえにギターを抱えていた。長いストレートの前髪を右のほうだけ垂れ下げながら、耳のうしろにかけた左の黒髪越しにクールな一重の視線をギターのネックあたりに向けている彼女。その姿が、なんだかやたらと様(さま)になっていた。――

 どうやらビートルズの「イエスタデイ(Yesterday)」をギターの重奏用にアレンジし、彼らは演奏しているようだ。カナエはリードギターでメロディパートを弾いていたが、出だしの数音、アルペジオで弦をはじいただけですぐにわかった。彼女は本当に驚くほどギターが上手い。ボクは腕を組み、しばらく彼らの演奏に聴き入っていた。――

 夕暮れを舞う浜風が、また降り出した春雨(しゅんう)の微粒を窓のほうへと吹きつける。「パチパチ」と、ガラスをはじく雨粒の微かな律動にボクは目をやる。

「シーナ君って、なにが弾けるの?」

 音合わせの休憩中、カナエが笑って話しかけてきた。

「あぁ、たぶん指がもう動かないんだけどね」

 手にしたリッケンバッカーで「スモーク・オン・ザ・ウォーター(Smoke on the Water)」のイントロリフを弾きながらボクは照れ笑いを浮かべた。急にカナエは椅子から立ちあがり、部屋の隅に立てかけられてた黒いケースを手に戻ってくるなり、なかからベースを取り出して、微笑みながらボクを見つめた。

「シーナ君、ちょっとこっちにきて」

 彼女は棚からシールドケーブルを二本選ぶと、巨大なアンプが並べられている窓際のほうへとボクをクールな眼差しで誘(いざな)う。そしてシールドをギターとベース、それぞれに接続してから入力プラグをマーシャルアンプのインプットジャックへ差し込んだ。

 電源を入れるとすぐ、「ヴゥーン」と、低周波の低い通電ノイズが唸りはじめる。左右の鼓膜を小刻みに震わされ、「これはきっと相当なワット数なんだろうな」と思いつつ、ボクは巨大アンプの下に組み込まれたスピーカーを眺めた。

「さっきの、もう一回弾いてみて」

 振り向くとボクを見つめてカナエはいった。

「えっ? 『スモーク・オン・ザ・ウォーター』?」

 思わず聞き返す。

「そう。もう一回弾いて」

 そうカナエに促され、ボクはふたたびリッケンバッカーを手にすると、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」のイントロ・リフを弾きはじめた。――瞬時にマーシャルの巨大アンプは、部屋の空気を「ブワッ」と揺さぶり、凄まじい音圧で一気にボクの弾いたギター音を外へと押し出す。やがてカナエのベースラインがボクのリフに重なってくると、重低音が弾丸みたいに背中を叩いていった。――

 その残響が音楽準備室の窓ガラスを「ビリビリ」揺さぶる。――ボクの家にあるポータブルアンプとは、まったくもって次元の違う凄まじいほどの出力、もはやこれは単なる音ではない。音振動の衝撃波にカラダを直撃されているような感覚だった。

――――これが、……ライブの音なのか、―――― 

 ボクは、大音量で室内の空気を揺さぶり続けるこの巨大アンプの前に立ち、それまで感じたことのない快感と興奮に酔いしれていたんだ。

「じゃぁ、オレがリズム入れようかな?」

 そういって、ひとりの男子生徒がスティックを手にしながらドラムセットの丸椅子に腰かける。ボクらはふたたびイントロから「スモーク・オン・ザ・ウォーター」をセッションしはじめる。ボクの奏でるリフに、イントロ3ターン目で16ビートのハイハットが刻み込まれ、4ターン目でスネアの打音が響き出す。そして5ターン目からキックとカナエの重いベースラインが乗っかってきた。――

 それはものすごくシンプルな音だった。けれど、それは紛れもなくバンドサウンドだったんだ。実際に大音量で演奏してみれば誰でも絶対にわかるはずだ。たしかに、音楽に言葉なんていらないんだな。って、――

 けれど、ボーカルが入るAメロ直前になって、ギターを弾くボクの手がふと止まる。

「オレ、……この曲ってイントロしか知らないんだよね。つうか歌詞も知らないし」

 カナエに向かってそういうと、

「まぁ、それが普通なんじゃないの?」

 と、カナエはクールな一重を薄く細めて「フッ」と笑った。――――




【2012.03.14 記事原文】

イマサラながら感はありますが、
まだ当ブログで一曲も選曲していなかったので、
まとめてディープ・パープルを数曲チョイスしときます。


エレキフリークじゃなくとも必ず一度は弾いてみたであろう
世界で最も有名なギターフレーズ「Smoke on the Water」♪
ロックのビギナーバンドにとっては入門書みたいなもんすかね。


ハードさを追求してない「だらだら感」が良いのかなぁ?


まぁ、本当にイマサラですけどね。。。
でも・・・忘れた頃にふと聴くと、相変わらずクールです!!







Smoke on the Water - ディープ・パープル
6thアルバム『Machine Head』 1972年
アルバムお薦め度「☆名盤です☆」



【Re-Edit】 アイム・セクシー - ロッド・スチュワート 【70年代ロック】

【Re-Edit】【70年代洋楽ロックの名曲】


Da Ya Think I'm Sexy





Epi-15

 1983年4月18日(月) 中学3年の一学期
 三時限目終了の休み時間、

 担任教師がランダムに決めてしまった最初の席替えで、ボクの両隣には、どちらもこのクラスのなかではわりと真面目そうな女の子が座ることとなる。黒板に向かって右側の席に座ってる川上ナオは、小柄でふっくらしていて愛嬌のある笑顔が憎めない感じの子。そして左側に座る竹内カナエのほうは、まっすぐ伸びた長く艶やかな黒髪と、切れ長でどこか冷めた感じの一重まぶたが、とてもクールな印象を与える女の子だった。

 これはまぁ、癖みたいなものだけど、大抵、ボクが机にうつ伏し寝ているときは、真下じゃなくって左側へ顔を向けてることが多い。だから左隣に座ってる竹内カナエにしてみれば、なんだか横顔を「ジッ」と見られているような気がして、もしかしたら落ち着かないかもしれないな。

 いずれにしても川上ナオや竹内カナエとは、まだ一度もまともに話したことはない。彼女たちも、ボクの噂をいろいろと聞いてるせいかもしれないけれど、なんとなく怖がっているみたいだったし、ボクも彼女たちに対しては特に興味などはなかったんだ。


 三時限目終了の休み時間、――

 ボクはいつもみたいにカナエのほうへ顔を向けつつ浅い眠りに落ちていた。快晴の穀雨(こくう)の空から柔らかな陽射しが教室内に降り注ぐ。けれど気温はまだ20℃に届いてないだろう。少しだけ肌寒さを感じて目覚めたとき、カナエがカバンのなかから一冊のバンドスコアを取り出すのをたまたま目にする。

なんとなくそれが誰のスコアなのか、ボクは気になりはじめた。彼女が時折ページをめくるたび、その背表紙が浮きあがる。どうやらそれはビートルズのバンドスコアのようだった。

 カナエはずっと譜面を見つめ、ギターコードのようなものを、さっきからノートに書き写している。――ボクは机にうつ伏したまま、何気なく彼女へ声をかけた。

「ビートルズ聴くの?」

(この何気ないひと言が、ボクと竹内カナエとの会話のきっかけになったのは間違いない。 ――けれど彼女がやがて、絶対に失えぬほど重要な存在になってくことに関しては、まだこのとき、ボクは当然ながら気づいていない。…………)

 ふいにそう聞かれて、彼女は「ビクッ」と肩を揺らした。最初はまさか自分に話しかけられているとは思ってなかったみたいだが、確かめるよう、ボクのほうへ一重の眼差しを向けると、

「あぁ、今度、部活で何曲か演奏するから、……」

 表情を少しこわばらせ、カナエはそう答えた。

「部活って音楽部?」

 と、ボクはうつ伏せたまま、さらに訊ねる。

「軽音楽部。……」

 と、カナエはひと言だけつぶやく。

「へぇ、そんなクラブ、ウチの学校にあったんだね」

 この中学に吹奏楽部があるのは知っていたけど、軽音楽部があることなんていままで知らなかったんだ。そんな会話を右隣で聞いていいた川上ナオが、ボクのあたまのうしろから、少しだけためらいながら話しかけてきた。

「……アタシもね。最近、ビートルズ聴いてるんだよ」

 ボクはうつ伏せのまま、顔だけナオのほうへと振り返らせる。

「お姉ちゃんがねぇ、結構、洋楽のレコードを持ってるからなんとなく聴くようになったんだけどね」

 と、目を細め愛嬌のある笑顔をナオは浮かべた。

「へぇ、そうなんだ。けどオレ、あまりビートルズってちゃんと聴いたことないんだけど」

 そう、ボクが笑いかけると、

「でもさぁ、アタシはなんてったって、ロッド・スチュワートが一番好き!」

 と、急にナオは話題の対象を変化させた。

「はっ? ロッド・スチュワート?」

「え? ロッド・スチュワート知らない? 『アイム・セクシー(Da Ya Think I'm Sexy?)』とかって、聴いたことない?」

「いやいや、そりゃぁ名前くらいは知ってるけどさぁ。……でも、ちゃんとレコード聴いたことってないかな」

 すると今度は竹内カナエが、ボクのあたまのうしろから会話に加わる。

「ロッド・スチュワート、いいよね! アタシも好き」

「でしょ! すんごくカッコいいのよねぇ、これがまた!」

 机にうつ伏しているボクのあたま越し、ナオとカナエは、すっかりロッド・スチュワートの話題で盛りあがりはじめる。こうしてボクは、両隣の女の子たちとのはじめての会話を同時に成立させたのだ。

「シーナ君は? 最近どんな音楽を聴いてるの?」

 ようやく緊張がとけたのだろう。カナエは警戒色が薄らいだクールな眼差しでボクを見つめながらそう訊ねてくる。

「オレ? うーん、……まぁ、中2の頃は結構、洋楽ロックとか聴いてたけどねぇ」

 ボクはようやく上体を起こし、カナエを見つめた。

「じゃぁ、ディープパープルとか?」

 口元を微笑ませ、カナエはさらに訊いてきた。

「いや、ディープパープルよりもレインボーかな」

 と、腕を組みながらボクは少し笑って答える。

「レインボーならさぁ、アタシは『アイ・サレンダー』が好きかな」

 まさかカナエがレインボーを知ってるなんて思わなかったので、

「あぁ、まぁ、オレも好きだけどね。えっ、竹内さんってレインボーのアルバム持ってるの?」

 と、ボクは少しだけ驚いた顔で、そう問い返す。

「う~ん、アルバムは何枚か先輩に借りて録音したよ。ロジャー・グローヴァーが好きだから」

「ロジャー・グローヴァー? あぁ、ベースの人ね。オレはグラハム・ボネットとコージー・パウエルがいたときの『ダウン・トゥ・アース(Down to Earth)』が一番好きだけどね」

 そんな2人だけの世界へ、川上ナオが強引に割って入ってくる。

「アタシさぁ、あとデヴィッド・ボウイとかも好きだよ」

 ボクは、ナオのほうを振り返りながらつぶやいた。

「川上さんってさぁ、なんかさっきから『ソッチ系』ばっかだね」

「だって顔がさぁ、すごくカッコいいじゃん! 洋楽って顔でしょ? やっぱり」

 ボクはなんだか本当に可笑しくなってきてしまって、おもわず声を出して笑った。
 この真面目そうな2人が洋楽好きだったってことには驚いたけれど、このクラスのなかで、気軽に話せそうな相手が新たに見つかったような気がして、少しだけ嬉しくなった。――――





【2012.03.23 記事原文】

ロッド・スチュワートが日本で認知されたのが、
この「Da Ya Think I'm Sexy? (アイム・セクシー)」のヒットから。


当時、中学の同級生の女の子が
ロッド・スチュワートと根津甚八の熱狂的ファンでしたねぇ。。。


う~ん!!
言われてみれば、たしかにどちらもセクシーな男である…






Da Ya Think I'm Sexy? (アイム・セクシー) - ロッド・スチュワート
9thアルバム『Blondes Have More Fun』 1978年
アルバムお薦め度「一度聴いてみたら」



【Re-Edit】 Paranoid - Black Sabbath 【70年代ロック】

【Re-Edit】【70年代洋楽ロックの名曲】


Paranoid






1983年9月9日(金)

ボクが小学校3年の頃だったろうか、――
クラスのみんなで鬼ごっこをしていたとき、ある女の子を捕まえようと思ったんだけど勢い余って、ボクはその子を廊下に押し倒してしまう。

どうやらそのとき床にぶつけたらしくって、その彼女の前歯は半分欠けてしまった。
ウチの親から怒られたのは、まぁ当然のことなんだけど、彼女の家へ、両親と一緒に謝りに行った帰り道、

「あの子のことを怪我させたんだから、お前はちゃんと責任取って、将来、彼女と結婚しなきゃいけないんだからな」

と、いわれた。
ボクは「本当に彼女と結婚しなきゃいけないものなんだ」と、しばらくは、ずっと信じ続けてた。翌週だったか、その子が差し歯をして登校してきたとき、ものすごく「ホッ」とした記憶がある。そんなものがあることなんて知らなかったから、ずっと一生、彼女の前歯は欠けているものだとばかり思っていた。だから結婚しなければいけないんだと、――

それが直接的な原因だったのかどうかはわからない。ましてやそれが故意によるイジメだったというわけでも当然ながらない。けれどそれ以来、誰かをイジメたり、理由なく誰かに暴力を振るったりしたという記憶なんて、ボクにはほとんどない。誰かを傷つけることで簡単に、その後の人生を決められてしまうような、そんなあの日の怖さが心のどこかにあったからだ。

2限目が終わった休み時間、――

ウォークマンからは、イギリスのロックバンド、ブラック・サバスが1970年に発表したアルバム『パラノイド(Paranoid)』の2曲目にに収録されたタイトルトラック「パラノイド(Paranoid)」が流れている。このシンプルにしてあまりにもクールなリフは、エレキギターを手にする誰もが必ず一度は弾くであろう、まさにロックサウンドのお手本にようなナンバーだ。


今日も、休み時間のたびにウザい男子生徒たちが、小山ミチコの机のなかにいろんなゴミを『捨てて』いる。彼らにしてみれば彼女の机のなかはゴミ箱なのだ。ミチコがそれを本当のゴミ箱のほうへ捨てにいくたび、ムキになって、わざわざまたゴミ箱から拾ってきてはふたたび彼女の机のなかにそのゴミを戻す。そして本来、机のなかにあるべき彼女の教科書やお弁当箱などが、毎日のように本当のゴミ箱のほうへと捨てられていたんだ。

そうしたイジメを率先して楽しんでいるのが谷川ってヤツだ。コイツはホントにむかしから弱い者イジメが大好きなクズ野郎だった。

そう、――ボクはかつて、この谷川と同じ小学校に通っていたんだ。小学校時代には一度も同じクラスになったことはないけれど、家が近かったせいで町内会の催しなどでは何度もコイツと顔を合わせていた。
「キンキン」と、よく通る耳障りの悪い声で怒鳴り散らしては年下の子供たちを脅し、いつだってその輪の中心に強引に居座ろうとするようなヤツだったんだ。いまでこそ仲のいい鈴本タツヤも幼稚園時代は、かなりキライだったけれど、この谷川ってヤツは、タツヤ以上に大キライなヤツだった。

理由は良く覚えていない。――
だけどボクをホンキで怒らせる「なにか」が、きっとあったんだろう。小学校5年のとき、ボクはこの谷川と放課後に学校の校庭で喧嘩をしたことがある。ボクのほうが、彼のことを呼び出したのだ。
まぁ所詮はつかみ合いの延長みたいな単なる小学生レベルの喧嘩だったんだけれど、ボクにとっては、それが人生ではじめてとなる、記念すべき決闘だった。

その当時、ボクはずっとスイミングスクールに通ってたんで、ほかのヤツに比べてもそこそこ腕力はあったほうだろう。いまでも鮮明に覚えているシーンは、谷川の片脚を掴んで「グルグル」と振りまわし、校庭に投げ飛ばしたことだ。

たぶん、そこから先には特に目立つような進展などなかったはずだ。つまり、きっちりとした決着がつかないまま、そのときのボクらの決闘は終わったのだ。けれど、人生初となるその喧嘩の最中(さなか)、正直、ボクはずっとビビッていた。いや、理性によって怒りがセーブされ、明らかに手加減していたんだ。

なぜかといえば、思っていた以上に谷川が弱かったからだ。もしかしたら彼もビビッて、多少、手加減していたのかもしれないけれど。……果たして、その当時のことを谷川が覚えているのかどうかはわからない。けれど、いつだって授業中に大騒ぎして、さも「自分はワルだ!」と、いわんばかりにイキがっているコイツも、中学3年ではじめて一緒のクラスになったボクに対しては、いままで一度もまともに話しかけてきたことはない。――


【ALOHA STAR MUSIC DIARY / Extra Edition】




【2012.03.19 記事原文】

ロックギタリストを志すもの、誰しもが一度は弾いたであろう
永遠不滅のギターフレーズ&ギターリフ。


オズボーンファミリーのお父さん率いるブラックサバスの代表曲
「Paranoid」です。


ベースライン好きなボクとしてもイチオシの、
まさにロック史に残る1曲である。






Paranoid - ParanoidParanoid - ブラック・サバス
2ndアルバム『Paranoid』 1970年



【Re-Edit】 All Night Long - Rainbow 【70年代ロック】

【Re-Edit】【70年代洋楽ロックの名曲】





「コイツね。 カミュっていうんだよ。
今度 ヒロと同じ高校に行くんだってさ。

ん? そういえば お前の苗字って何だっけ?」

神山コウは 顔を動かさずに
視線だけをボクに向けながら訊ねる。


「シイナ・・・
シイナ カミウだよ」

深いセピア色をした霧島ヒロミの瞳の奥に広がる色彩が織り成す
" 叙情的風景のようなもの " に ボクは思わず
吸い込まれそうになっていた。


「シーナ・・・カミュ・・・くん」

霧島ヒロミは 艶やかに潤った瞳の表面に
ボクの姿を映し出しながら そう小さく呟いた。


「ワタシの名前はね・・・」


その瞬間

ステージ上の巨大なPAスピーカーから 老け顔をした2年生男子の
オープニングリフをヴィブラートさせたリードギターが
鳴り響いく。


「おぉ! レインボーじゃん!」

希崎ユウトは嬉しそうに ステージ上へと目を向けた。

リードを追いかけるようにして佐久間リョウが打ち鳴らす
タムからシンバルへと流れるリズムラインによって
霧島ヒロミの小さな声は もはや完全にかき消された。



本当はALOHA STARで この曲を演奏しようと思ったんだけど
やはり ボクには絶対 グラハム・ボネットの凄まじいヴォーカルパワー
をライブで再現するのは無理だと思ったんで 何となく
2年生女子のツインヴォーカルに歌わせてみたんだ。

まぁ 当然 オリジナルとは かけ離れた曲調にはなってしまったけど
非力な男性ヴォーカルが歌うよりは よっぽど普通に聴けた。


リッチー・ブラックモア率いるレインボー。

ボクが最も尊敬するヴォーカリストであるグラハム・ボネットと
史上最高のロック・ドラマー コージー・パウエルの最強コンビが 唯一
レインボー時代に残した1979年リリースの4thアルバム『Down to Earth』。

そのオープニングトラックである「All Night Long」を
今 佐久間リョウや木下ケイコたち 軽音2年生バンドが演奏していた。


イントロの3フレーズめから リョウがハードな8ビートをキックし始めると
ふたたび体育館の上にはめ込まれたガラス窓が一斉に共鳴し始める。



【ALOHA STAR MUSIC DIARY】 " Scene : Re : Airport " より "


All Night Long

↑ 音源リンク






う~ん!
超一級のレジェンドたちによる奇跡のアンサンブル・・・
これがロックっす!!


【2012.03.17 記事原文】

グラハム・ボネット&コージー・パウエル在籍時のレインボー代表曲。
グラハム以上のヴォーカルもコージー以上のドラマーも、
未だロック史に登場していない気がする。

しかし、コージーのドラムは、なぜこんなにも主張するのか?
ヴォーカルとギターとドラムが同一線上で調和している。。。

奇跡だ!!






All Night Long - Down to Earth
All Night Long - レインボー
5thアルバム『Down to Earth』 1979年


Ogre Battle - Queen 【70年代ロック】

【70年代洋楽ロックの名曲】


Ogre Battle





I selected "Ogre Battle"
from 2nd album "Queen II"
of Queen released in 1974.



さて。クイーンが1974年にリリースした
2ndアルバム『Queen II』から 俗に " Black Side " と呼ばれる
B面のオープニングトラック「Ogre Battle」をチョイス♪

このアルバムって A面をブライアン・メイ氏らの作品が
そしてB面には フレディのライティング作品が並ぶという
まぁ 実に珍しい区分けが成されたコンセプトアルバムなんですけど

そのフレディの一発目が このなんとも形容し難いジャンルの
ニューウェイブ系ロックナンバーなんですね。

繋ぎを無視したような各種エフェクトがバリバリにインサートされ
尖がったリフに 後年開花するオペラちっくなコーラス☆

もう何だか分からない・・・
けど こんな曲を1974年に作ったということは
紛れもなく天才であることは間違いないでしょうね☆




Ogre Battle (Remastered) - Queen II (Remastered)Ogre Battle - クイーン
2ndアルバム『Queen II』1974年

Masterpiece of the Western music of the 70s/70年代洋楽の名曲
If you want to cry/泣きたいとき
If you want to be healed/癒されたいとき
Drinking alcohol/お酒を飲みつつ
While driving/ドライブしながら
If you want to Fever/血が騒ぐ
Masterpiece of the Western music of the 80s/80年代洋楽の名曲
80's Ballard masterpieces/80年代バラードの名曲
80's Rock masterpieces/80年代ロックの名曲
80's Pops & AOR masterpieces/80年代ポップスの名曲
70's Dance masterpieces/70年代ダンス系の名曲
Masterpiece of the Western music of less than 70s/70年代未満洋楽の名曲
Less than the 70's classic Ballad/70年代未満バラードの名曲
Less than the 70's classic Rock/70代未満ロックの名曲
Less than the 70's classic Pops & AOR/70代未満ポップスの名曲
Masterpiece of the Western music of more than 90s/90年代以上洋楽の名曲
Ballade more than of the 90s/90年代以上バラードの名曲
Rock more than of the 90s/90年代以上ロックの名曲
Pops & AOR more than of the 90s/90年代以上ポップスの名曲
90's Dance masterpieces/90年代ダンス系の名曲
Masterpiece of the Japanese music/未来に残したい日本の名曲
Dedicated to sweethearts/恋する二人に捧ぐ
Spend the night with sadness/悲しみと共に過ごす夜
Nostalgic feelings/ノスタルジックな想い
In the room which shines with the morning sun/朝日が差し込む部屋で
While looking at the setting sun in a hotel/夕陽が見えるホテルで
Memories of youth/若かりし日々の思い出
If you want to fuss/タテノリしたい気分なとき
If you want to feel the Rock/かなりRockな気分
Masterpieces of Instrumental/インストルメンタルな名曲
 
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rakiworld21

Author:rakiworld21
Hai ☆I m Raki  (*^・ェ・)ノ ☆


Group / Duet 【 A ・ B ・ C 】
Group / Duet 【 D ・ E ・ F 】
Group / Duet 【 G ・ H ・ I 】
Group / Duet 【 J ・ K ・ L 】
Group / Duet 【 M ・ N ・ O 】
Group / Duet 【 P ・ Q ・ R 】
Group / Duet 【 S ・ T ・ U 】
Group / Duet 【 V ・ W ・ X 】
【 Artist V 】
Van Halen
Vapour Trails
The Velvet Underground
The Ventures
Virus

【 Artist W 】
The Wailers
Wang Chung
Was (Not Was)
Wishbone Ash
The Who

【 Artist X 】

Group / Duet 【 Y ・ Z 】
【 Artist Y 】
Y & T
Yazoo
Yes

【 Artist Z 】
ZZ Top



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