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未来に残したい洋楽&邦楽の名曲

70~80年代の洋楽&邦楽を中心に未来に残したい名曲&名盤を独自にチョイスするBlogです☆
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【Re-Edit】 クッド・ユー・ビー・ラヴド - ボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズ 【80年代レゲェ】

【Re-Edit】【洋楽レゲェの名曲】


Could You Be Loved






Epi-26

 1983年9月3日(土) 中学3年の二学期
 午後9時過ぎ


 隣の家に住む、ボクの3学年上にあたるイトコの兄貴は、高校に入ってから「なんとかウィザード」って名前のバンドを組んでるみたいだ。素人バンドながらもそれなりにいろんなライブハウスで演奏しているらしい。自慢の長髪を団子状にうしろで結わいてる兄貴が、いきなり訊いてきた。

「そういやぁカミュ、オメェ最近ギター演(や)ってんのけ?」

「いや、最近はあんまり弾いてないけどね」

 ほとんど文字が読めない暗がりで、音楽雑誌を眺めながらそういうと、ボクはセブンスターの火を山盛りになった灰皿の奥のほうに突っ込んで揉み消した。

 兄貴はむかしから数種類の洋モクをいつもその日の気分で吸い分けている。まぁロックギター演ってるヤツが国産タバコじゃ、やっぱり格好つかないだろうなぁとはボクも思う。最近は、どうやらキャメルとセーラムを好んで吸ってるみたいだ。

 彼のこだわりは、なんといっても使い古され変色したゴールドのジッポでしかタバコに火をつけないことだろう。それ以外で火をつけると、どうやら味がマズくなるらしい。でもボクはジッポで火をつけたほうがオイルの匂いが付着してマズくなる気がする。


「……オメェって、レゲエとか聴くか?」

 と、ふいに兄貴が訊いてくる。

「いやぁ、レゲエはなんかつまんないから聴かねぇなぁ」

 と、いいながらボクはテレキャスターをイジる。

「クラプトンだってよぉ、レゲエでボブ・マーリーをカヴァーしてんだぞ」

 そういうと兄貴は立ちあがり、レコード棚からLPを引っ張り出す。そして無造作に床へジャケットを投げ捨て、プレーヤーに盤を落とした。

 やがて彼はステレオの脇にある机の引き出しから『何か』を手にし戻ってきた。しばらくするとスピーカーから、ゆるくギターを刻むレゲエ独特のリズム音が聞こえてはじめる。

「オメェ、まだコレやったことねぇべ」

 兄貴は、うすぼんやりした部屋のなかで「ニヤッ」と笑う。いびつにねじれた太い手巻きタバコのようなものを一本ボクに手渡してから、もう一本を自分の口に咥えジッポで火をつけた。ただよってくる匂いは明らかにタバコのものではない。煙の濃さもなんとなくタバコのそれとは違って見える。

 兄貴は深くその煙を吸い込み、そしてゆっくり吐き出した。

「……これってマリファナ?」

 ボクはなんとなく訊いた。

「まぁ『大麻』ともいうがね」

 と、兄貴は笑う。

「へぇー、こんなの普通に買えるもんなんだぁ」

 ボクは興味深く、手にしたソレを眺めた。

「都内に行けばどこのライブハウスでも売ってんよ。でも『混ぜ物』も結構多いんだけどコイツはホンモノだぞ!」

 そんな兄貴の言葉を聞き終えると、特にためらうこともなくソレの先に火をつける。

《大物アーティストはみんなマリファナを吸っている》

 むかしからそう聞かされていたせいか、罪の意識なんかより「それがどんなものなのか」という憧れや好奇心のほうが遥かに強かったんだ。煙をゆっくりと吸い込んでみる。タバコよりもわずかに重く、燻されてない樹木成分の青苦さがほんのり感じられた。でも別にムセるほどのキツさでもない。

「すぐに吐き出さねぇで、吐き出した煙も、こうやってまた吸うんだよ」

 兄貴はそういうと、口に含んだ煙を握り締めた左拳のなかに吐き出し、そこから浮かびあがってくる煙をふたたび吸い込んだ。ボクもそれを真似てみる。

 さっきから流れているレコードは、どうやらボブ・マーリーらしかった。同じテンポと同じようなリズムギターのカッティング・リフが何曲も続いていくうち、そのサウンドがマリファナの煙とともにカラダのなかにじんわり浸透しはじめる。やがてだんだんと心地よい浮遊感が訪れてきた。けれど酔っ払うのとは、少しばかり感覚が違うみたいだ。

 ボクは床からボブ・マーリーのLPジャケットを拾いあげる。
『アップライジング(Uprising)』というアルバムらしいけど、ジャケットのイラストがなんとなく面白かった。ボクはそのことを兄貴にいおうとした。

「このジャケットってさぁ、……」

 そこまでいった瞬間、なぜだかわからないけど、おもわず吹き出してしまった。――そして、それっきり笑いがまったく止まらなくなってしまう。

(なるほど、これが『ハイになる』ってヤツか?)

「ジャケットぉ? ジャケットがなんだよぉ?」

 そう訊く兄貴も、ボクがあまりにもひきつりながら笑い続けてるんで、つい、つられて笑い出す。兄貴のくっきりとした二重まぶたは、よく見るとトロけて垂れ下がり、すっかり一重になっている。

(兄貴! なんか顔が変だよ)

 と、いいたくても、もはやそれすらいえない。ひと言も発せられぬほど強制的に激しい笑いが次々と内側からこみあげてくる。でも、【笑いが止まらなくなる】という症状以外には、特に身体的変化はないように思えた。

 兄貴は立ちあがり、LPをB面に変えながら間延びした口調でいった。

「やっぱ『コレ』キめるときは、ボブ・マーリーが一番トベるんだよ」

 ボクはジャケットの裏に書かれたトラックリストを眺める。A面よりはなんとなく落ち着いたサウンドアレンジの曲が続く。マイナー調で暗い感じの1曲目「ザイオン・トレイン(Zion Train)」が終わる。続く2曲目の「ピンパーズ・パラダイス(Pimper's Paradise)」はレゲエ調バラードっぽい、アダルトコンテンポラリーなナンバーだった。

 トラックリストを眺めながらボクはずっとマリファナを飲み込んでいた。やがて3曲目の「クッド・ユー・ビー・ラヴド(Could You Be Loved)」が流れはじめた途端、そのリズムが完全に鼓動とシンクロし、カラダが勝手に動き出した。目力がまったく入っていない幸せそうな顔した兄貴に向かって、

「兄貴! この曲すんごくいいねぇ」

 ――――ボクはたしかにそういったのだ。――――

 誰かに呼ばれている気がした。
 「ハッ」と我に返ると、兄貴がトロけた眼差しでボクのことを見つめている。

「おーい! 大丈夫かぁ?」

 ボクは、やっといままで見ていた光景が「幻覚」だったということに気づく。けれど、どこからが幻だったのかはまったくわからない。それがあまりにもリアルに現実の風景と一体化していたからだ。

 そう、――つまりは、あたまのなかで描き出される何気ない空想のシナリオが、一言一句、現実の景色のなかになんら違和感なく溶け込んでたんだ。ボクがさっき、兄貴に対して「この曲はすんごくいいねぇ」と、告げてたシーンは明らかに幻覚のなかでの出来事だった。

(えっ、ホントにさっきのが幻覚だったのか? いまだって、普通にちゃんとあたまもまわってるのに、……やっぱヤバいな。こんなのキめて外なんて出たら、なにをしでかすかわかったもんじゃない)

 ボクは想像以上の幻覚効果に、少しだけ恐怖を感じた。

「まぁ、大麻はすぐ抜けるから大丈夫よぉ。『麻(あさ)酔い』は二日酔いより全然楽なんだよぉ。それにタバコよりもカラダに害もねぇし。まぁ所詮『ハッパ』だからな」

 と、一重になった目を垂れ下げながら、兄貴は「ヘラヘラ」笑ってそういった。




【2012.03.17 記事原文】

想うに。。。

どんなにそのアーティストが好きでも、全部のリリース作品を持っている人が
非常に少ないと思えるアーティストは誰?
と聞かれれば。。。



ボクとしてはボブ・マーリー&ボブ・ディランだろうなと。
※まぁボブ・マーリーの場合、オリジナル以外の企画盤がやたら多いのだが・・・


いわずもがなレゲェスタイルの先駆者であるB・マーリーであるが、
多くのベスト盤に収録されている曲は、ほとんど明るいものばかり。
でも実際に歌ってる内容は、主に人種差別や労働差別の話なのだから、
メジャーキーで歌えない曲もそれなりに多い。


クラプトンにもカヴァーされた「シェリフを殺っちまった~♪」
みたいな感じの世界???


従って、オリジナルアルバムには、
暗い作品ばっかりなのも無論ある。

ボクもそれなりに揃えたほうだが、
1度しか聴かなかったアルバムも結構ある。



今回紹介する「Could You Be Loved」は、
彼の晩年、1980年にリリースの12thアルバム『Uprising』に収録された、
B・マーリーの楽曲では、やや色合いが違う作品。
まさにレゲエとグルーヴィーなベースラインが融合した名曲です。



基本的にベスト盤は紹介したくないのですが、
オリジナルアルバムよりも、この曲が収録されているベスト盤
『Legend』のほうがお薦めです♪

※ただ「コンクリート・ジャングル」が入ってないのが個人的に残念。。。







Could You Be Loved - ボブ・マーリー & ザ・ウェイラーズ
ベストアルバム『Legend』
アルバムお薦め度 「☆名盤です☆」



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Come On - The Rolling Stones 【60年代ロック】

【60年代洋楽ロックの名曲】


Come On





さて・・・
「ローリング・ストーンズのデビューシングル」っていわれても、
ボクらみたいに、さほど彼らの音楽にノメり込まなかった人たちからすれば、
まったくわからない訳なのですね。

正解は、チャック・ベリー氏のナンバーをカヴァーした「Come On」☆
さらに2ndシングルは、ビートルズのカヴァー「I Wanna Be Your Man」・・・

ちなみに...
彼ら自身がオリジナルの楽曲をライティングし始めるのは、
もっと先のことなのですわねぇ~。
まぁ。。。誰にでも触れて欲しくない過去なんてのはあるもんです!

そんなこんなで、1963年にリリースされた記念すべき
1stシングル「Come On」をどうぞ☆




Come On - Big Hits (High Tide and Green Grass) [UK]Come On - ローリング・ストーンズ
1stコンピレーション・アルバム
『Big Hits (High Tide and Green Grass)』 1966年

Gimme Shelter - The Rolling Stones 【60年代ロック】

【60年代洋楽ロックの名曲】


Gimme Shelter
↑ 音源のみへリンク





I selected "Gimme Shelter"
from 8th album "Let It Bleed"
of The Rolling Stones released in 1969.



ローリング・ストーンズが1969年にリリースした
8thアルバム『Let It Bleed』 ☆


この作品以前のアルバムと聴き比べてみると サウンドの重みというか
彼らの音を作り込む姿勢そのものが何とな~く違うように思えます。

これまでは 割りとスカスカな感じでしたけど?
このアルバムの楽曲に関しては
相当に上から幾重にもサウンドレイヤーを重ねてますわね☆


特にオ-プニングトラックの「Gimme Shelter」のカッコよさは
どう表現して良いのやら・・・


RCなどにも影響を与えたであろう R&Bのヘヴィなグルーヴ感を支える 
リズムの打ち込みが 何だか ものすんごく力強くてCool☆

尺も短すぎず長すぎず 良いバランスです☆

しかし・・・このライブの頃の ミックはすんごくエロい☆
まぁ ストーンズの中では ダントツにかっこええナンバーっす♪




Gimme Shelter - Let It Bleed
Gimme Shelter - ザ・ローリング・ストーンズ 
8thアルバム『Let It Bleed』 1969年



Rip It Up - Elvis Presley 【50年代R&R】

【50年代洋楽R&Rの名曲】


Rip It Up





I selected "Rip It Up"
from 2nd album "Elvis"
of Elvis Presley released in 1956.



エルヴィス・プレスリーといえば 
まぁ50'sの代表的アーティストなんですけどね。

ボク自身 中学のとき一番最初にファッション的に傾倒したのが
やっぱ50'sスタイルだったんです。

当時は あまり音楽的に50年代のR&Rなんてのは聴いてませんでしたけど 
原宿辺りに行くと 自然とそういうサウンドが街中から流れていて
記憶のなかでは 当時の風景と一番リンクしてるような気もします。


そんな プレスリーが1956年にリリースした
2ndアルバム『Elvis』 からオープニングトラックの
「Rip It Up」をチョイス♪

もう60年近く前の曲ですけど 基本的に現在のR&Rも
この時代の音を因襲しているに過ぎませんのでね。

決して古びれておりませんですね♪




Rip It Up - Elvis RockRip It Up - エルヴィス・プレスリー
2ndアルバム『Elvis』 1956年



Maybe The People Would Be The Times Or Between Clark And Hilldale - Love 【60年代フォーク】

【60年代洋楽フォークの名曲】


Maybe The People Would Be The Times Or Between Clark And Hilldale





I selected "Maybe The People Would Be The Times
Or Between Clark And Hilldale"
from 3rd album "Forever Changes" of Love released in 1967.



60年代後半
ベトナム戦争に反対する若い世代のあいだで
急速に広まっていったヒッピー・カルチャー☆


まぁ その象徴的なイベントが 1969年に行われた
「ウッドストック・フェスティバル」だったわけですね。

まぁこのイベント自体は 別にヒッピーの集いではなかったんですけど
そういう色合いが非常に強くなってしまった。。。
のは確かでしょう。


さて・・・
ヒッピーを語るうえで 登場してくるのが
今でも普通に使われている

" サイケデリック "とか" ペイズリー "という視覚的表現。

これはぶっちゃければ LSDなどの幻覚系ドラッグでぶっ飛んだとき
視界のなかを漂う幾何学模様なんですね。

まぁ ボクの小説中でも度々登場してきますけど・・・

彼らは これに宇宙の真理を悟ったりしてたようです。。。


さて 音楽ジャンルにおいても" サイケデリック "という方向性は
60年代後半に誕生いたします。

まぁ 基本的には浮遊感と不安感という2つの感情に対して
強烈に作用するような作品ってことでしょうかね?

エリック・サティの無調性音楽に通じるような感じ?


そんな" サイケデリック "なアルバムとして
非常に高い評価を得ているのがアメリカのサイケ系フォークバンドである
ラブが1967年にリリースした3rdアルバム『Forever Changes』 ☆

だいぶ前にもご紹介してますけど

発売当初はチャート100位にも入れず
セールス的には全く振るわなかったものの
『ローリング・ストーン』誌が2003年に選出した
「オール・タイム・ベスト・アルバム500」では
何と40位に選ばれております☆


では

アルバムから サイケなフォーク・ロックナンバー
「Maybe The People Would Be The Times Or Between Clark And Hilldale 」
をチョイス☆




Maybe the People Would Be the Times or Between Clark and Hilldale - Forever Changes: Expanded and RemasteredMaybe The People Would Be The Times
Or Between Clark And Hilldale
ラブ 3rdアルバム『Forever Changes』 1967年

Tutti Frutti - Elvis Presley 【50年代R&R】

【50年代洋楽R&Rの名曲】


Tutti Frutti





I selected "Tutti Frutti"
from 1st album "Elvis Presley"
of Elvis Presley released in 1956.



GENが自分でレコードを選曲するときは
大抵 "フィフティーズ "ばかりを選ぶ。

まぁG'Zに来る連中の半分くらいがR&Rバンド系なんで
あまり文句を言われるということもない。


G'Zでバイトするようになる前までは
"フィフティーズ "なんてほとんどマトモに聴いたことはなかった。

でも 中学に入って最初に憧れたファッションは
原宿の" クリームソーダ "や"チョッパー "などの50'sファッションに
リーゼントヘアだったから "フィフティーズ "の音楽自体
別に嫌いというわけでもない。

ただ 毎日同じものばかり掛けられてると
ちょっと飽きてくるんだ。


客からのリクエストで 一番多くのが
やはり初期エルヴィスのアルバムだ。

今流れてるエルヴィスの1stアルバム『Elvis Presley』も
かなりリクエスト率が高い作品だった。


リトル・リチャードのカヴァー曲「Tutti Frutti」。

ボクには この意味がずっと分からないままだ。

なんか向うのチューインガムかなんかの名前っていうような話を
誰かがしてたような気もする。


"フィフティーズ "といってボクが勝手に連想するのは
映画『アメリカン・グラフィティ』。

あのジョージ・ルーカスとフランシス・フォード・コッポラが
タッグを組んだっていう青春映画だ。

あの映画のなかで使われてたサントラって
確か50'sの音楽だったんじゃないかな。


ボクが 今 こうして白いへインズのTシャツの左袖に
タバコを包めてるのは この映画に登場する
リーゼントヘアの誰かの影響だ。

名前は忘れたけど・・・その姿が なんだかすんごくイカしてたから。


【ALOHA STAR MUSIC DIARY / Extra Edition】





Tutti Frutti - Elvis Presley (Remastered)Tutti Frutti - エルヴィス・プレスリー 
1stアルバム『Elvis Presley』 1956年

【ALOHA STAR MUSIC DIARY No.27】 Here's Little Richard - リトル・リチャード

【ALOHA STAR MUSIC DIARY No.27】 Here's Little Richard - リトル・リチャード







1983年11月


「あの手紙は 絶対に当日まで読んじゃダメだからね!」

「あぁ・・・分かったよ」


【 手紙・・・手紙 ? 】


微笑みながらマレンが言った" あの手紙 "って 一体何のことなんだろう。
ボクには それが何を指しているのかが全く分からない。


【 そんなことよりも マレン! 
ボクはキミに言わなきゃいけないことが・・・】



" グォーン "という まるで貝殻を耳に当てたときのような
籠ったノイズ音とともに後ろから追突されたような衝撃を受け
ボクは現実へと引き戻された。

一瞬 " ハッ "と我に返る。

気付くと そこは G'Zの店の中だった。


ソファでは 数名の女の子が半裸で泣き叫び続け
その隣では乱れたリーゼントヘアーを両手で抱え込んだ男がうずくまっている。

店の扉を開けようとしてるのか 何かを" ブツブツ "と呟きながら
ずっと押したり引いたりしてるヤツもいたし
何か宙を舞うものを捕まえようと必死になってるヤツもいた。


どうやら ボクは あのままずっとカウンターに座っていたようだ。


【 一体 いつからここにいるんだっけ? 】


しばらくすると また 頭の奥のほうへと
" グイーン "とカラダが引きずり込まれていくような感覚に襲われる。

天井一杯にまで 青みがかった半透明の水が溜まった
まるで大きな水槽の中にでもいるような気分だ。

いや。すでにボクは水の中にいた。
ボクのカラダの周りから浮かび上がる気泡までが鮮明に見えていた。


【 これが" L " の幻覚作用か。 たしかに強烈だなぁ】



再び" 幻覚 "の中にダイブしようとしていた そのとき 
背中を刃物で下からなぞられたときのような" ゾク "っとした感覚が走った。

いつもの何十倍も カラダは刺激に敏感に反応する。
そのくせになかなか思うようには動かない。

顔だけを後ろに反らすと そこには にきび面のダサいロックンローラーが
口を半分開いたままで ヨダレを垂らしながら立っている。

ボクはマトモに目を開けていられなかった。
この店は こんなにも暗いのに 何だかものすごく眩しい。


「オメェよぉ。 何さっきからずっとコッチ見て笑ってんだぁ。ガキがぁ」

男の視線は左右バラバラに宙をさ迷い 何だか意味不明なことを言っている。
でも その男はきっと 口を一切動かしてはいない。

だけどボクには そう言ってるように聞こえた。


「あぁ?」

カウンターの椅子をどうにか回し ソイツのほうを振り向いたとたん 
男は手にしていたバタフライナイフを ボクの胸に" ドスッ "と突き刺した。

ボクは一瞬 息が詰まった。
だけど痛みは全く感じなかった。
刺された場所からは だんだんと優しい暖かさが広がってゆく。

傷口を見ると 真っ赤な鮮血が
バラの花びらのような形のままで
胸元から" ヒラヒラ "と舞い散っている。

その花びらは ボクの膝の上に積もっていった。

衝動的に立ち上がろうとしたけれど カラダは全く言う事を聞かず
まるで鋼鉄か何かで出来ているかのように ものすごく重たかった。


【 これは夢なんだろうか・・・それともボクは このまま死ぬのかな 】


死ぬこと自体 そのときは別に怖いと思わなかった。

それよりも もう一度 " さっきのマレンに会いたい "
という思いのほうが大きかった。

彼女にどうしても伝えなきゃいけない言葉があるんだ。

もしそれが" 夢 "とか" 幻覚 "でも構わないから・・・

その言葉を心に抱え込んだままで ボクはまだ死ぬ訳にはいかない・・・




1983年7月


ボクは マレンの背中を 左手でそっと包み込むようにして抱いている。
大きな声で泣き続ける彼女が いつか泣き止むのを そうしてただ黙って待っている。


ボクらは 古いケヤキの老樹に囲まれた小さな神社の
真新しい賽銭箱の脇に2人並んで座っていた。


街の風に 僅かばかり含まれた磯の香りは
ボクらが生まれたときから何も変わっていない。

この海を 身近に感じながら成長してきた彼女を癒せるのも
きっとこの潮風だけなんだろう。

しばらくすると " スー "っと波が引いていくように
彼女の気持ちも少しだけ落ち着いてきたようだった。


「ごめんね。 カミュちゃん。 さっきは恥ずかしかったでしょ?」

「何で? 別に恥ずかしくなかったけどね」

「アタシ なんだか毎日泣いてる気がする。 もう泣くのヤなんだけど・・・
夜になるとね。 考えちゃうんだ。 嫌なことばかり」



真夏の陽射しが ボクらの足元の石畳にまで迫ってきている。
まるで太陽が「ここから向う側は自分のもの」だと言っているみたいだった。

この場所は相変わらず 緩やかで優しい " 特別な風 "に包まれている。
ケヤキの緑がザワめくたびに 彼女の心が穏やかになっていくのが分かる。

木々の隙間から無数の光がこぼれ落ちていた。

この神社に祭られているのが何なのかは知らないけれど
その光が描き出す 神々しいオーロラのような線状の帯には
たしかに " 神の力 "が宿されているような気がした。


この街の潮風は 彼女の心を癒してくれるかもしれない。
そして この木々の隙間から 静かにこぼれ落ちる光は
彼女の心を穏やかにさせてくれるかもしれない。

でも 今の彼女が唯一 " すがれる "もの。

それは 彼女を支えようと決意した このボクだけなんだろうと思う。


「この場所って 一緒に来たことあったっけ?」

その白いオーロラのような木漏れ日を見つめ
ボクの左肩に 長い黒髪をそよがせながら
あたまを預けているマレンに聞いた。


「ううん。来たことないよ」

「ここにはさぁ。去年 良く一人で来てたんだよね。
今年 来るのは もしかしたら初めてかもしれないけどね」

「誰もいないし すごく静かなとこだね」


" シャーッ "と重く低く地面をさらってゆく風の音は やがて上空へと舞い上がり
ボクらの頭上の木々の緑をゆっくりと揺らし続けている。


「去年 ミツキたちと一緒にドリームランドに行ったじゃん。
結局 あの日にオレたちって付き合ったんでしょ」

「アタシが帰りにカミュちゃんに 告白したんだからねぇ」


ボクの左肩で マレンは少し笑って言った。


「じゃぁさ。 初めて オレに" メモ "くれたのって覚えてる?」

「メモ? アタシがカミュちゃんに書いたメモって事?」

「そう。川澄が一番最初にくれたメモをね。 ちょうど1年前にここで読んだんだ」

「え? アタシ何て書いたんだっけ?」

「覚えてないの? 川澄がオレにした" 初めての質問 "だよ」

「何だっけなぁ・・・えーっ! アタシ何て書いてたの?」


左肩に乗せているマレンの額に " コツン "と ボクのあたまを軽くぶつけた。


「川澄はオレのことを 何て呼んでたでしょう?」

「えっと・・・ あーっ! パルって呼んでるねぇ。
そうだ 思い出したよ。
" カミュは何て呼ばれたい? " でしょ」


マレンはようやく いつもみたいに楽しそうに弾けて笑った。


「えっ。 じゃぁさぁ。 もしかしたら今日って ちょうど1年目なの? 」

「まぁ確か ドリームランド行ったのって 去年の7月11日だったからね。
偶然にも今日でピッタリ 付き合ってから丸1年目ってことだね」


「あーっ!すっかり忘れてた! そんな大事な日だったなんて・・・
そうかぁ。 もう1年経つんだね。 なんか すごく早いねぇ。

でも・・・神様は やっぱり悪いことばかりじゃなくって
ちゃんと こういう いい事もしてくれるんだねぇ。
ちゃんと この日にカミュちゃんと一緒にいさせてくれるんだからさぁ」


マレンはそういうと ふと何かを思い出したようだった。


「そういえば " あの手紙 " ってまだ読んでないでしょうね?」

「" あの手紙 "?」

「そう! " あの手紙 "は 絶対 当日まで読んじゃダメだからね!」


ボクには彼女が どの手紙の話をしているのか分からなかった。


【 いつくれた手紙のことだろう 】


でも 「それを知らない」なんて言うと
また彼女がすごく哀しむような気がしたんで
それ以上 聞けなかった。


「あれは アタシ達の" 予言の手紙 "なんだからね」

「分かったよ。読まなきゃいいんだろ?」

「うん。絶対に! 絶対に読んじゃダメだからね」


ボクは記憶の中で その手紙のことを探し続けていた。
彼女とボクが出会ってからの1年間の思い出を振り返るついでに・・・




1983年11月


数時間前。
正確には覚えていない。

とりあえず 何時間か前に ロックンロール系バンドっぽい4人のメンバーと
見るからにガラの悪い スウェットに薄いサングラス姿の男がこの店にやったきた。

彼らは 4人の若そうな女の子を一緒に連れてきていた。
彼女たちは せいぜい高1くらいだろうか。
だけど特に可愛くもなかった。


彼らはソファ席に座ると バーボンのロック・セットを注文した。
ボクは未開封の" ワイルド・ターキー "を2本取り出し
製氷機からアイス・ペール2つ分の氷を山盛りにすくって テーブルへと運んだ。


「おう!元気そうじゃん」

マスターのGENは 嬉しそうに彼らに声を掛けていた。


「" GEN兄ィ "も元気そうっすね! ん?新人雇ったんすか?」

サングラスの男は ボクのほうを見ながらGENに言った。


「おぉ。コイツまだ中坊なんだけど 結構いいセンスしてんからよぉ。
こないだからバイトで使ってるんだわ」

「へぇ。兄いに気に入られたっつうことは オメェもかなり悪りぃことしてんな」


サングラスの奥の目は 薄暗い店内の明かりを
反射しているせいで ほとんど見えなかった。


「いや。 ちょっと音楽演ってるんで・・・」

「おぉ バンドやってんのけ? 何? ギター?」

「まぁ ちょっとだけ ギターっすかね」


すると ローラーの一人が突然大声をあげた。


「ヘイ! BOY とりあえず何か掛けてくれや。イカしたのをよぉ」

「・・・何がいいっすか?」

「そりゃオメェのチョイスに任せるからよぉ。" ぶっトべる "ヤツ探してくれや」


若い女の子たちからは" テディさん "と呼ばれているその彼が
ダブルの革ジャンを脱ぐと その両腕は
素肌が見えないほどのタトゥで埋め尽くされていた。


とりあえずレコード棚を眺めたけれど
ボクは ほとんど80年代以降の洋楽しか知らない。

だからロックンロール全盛期である50'sのアルバムを探せといわれても
正直 何が" ぶっトべる "作品なのか分からなかった。


たまたま棚の一番手前にあったのが リトル・リチャードの
『Here's Little Richard』というアルバムだった。

何となく その名前は聞いたことがあるような気がした。

きっと GENが最近このLPを掛けていたんだろうなぁと思いながら
ジャケットからレコード盤を取り出してプレーヤーに乗せた。

1曲目の「Tutti Frutti」が流れてくると
ボクもちょっとだけ" ホっ "とした。
とりあえずボクも聴いたことのあるR&Rナンバーだったからだ。

テディはソファに座りながら
音楽に合わせて上半身だけでツイストを踊り出した。


「ヘイ BOY! グッドチョイス!」

彼は踊りながら右手の親指をボクに向かって つき立てた。

ボクはリトル・リチャードのアルバムジャケットの裏面を眺めた。
3曲目に「Ready Teddy」という曲が入っている。

もしかしたら" テディ "と名乗る彼のニックネームって
この曲から取ったものなんだろうか?


やがて サングラスの男が茶色い紙袋をバッグから取り出して立ち上がり
カウンターにいるGENと何やらヒソヒソと話しながら
袋の中身をカウンターの上へと並べていくのが見えた。

透明なビニールに入ってるほうは ボクにもすぐに中身が判った。
黒茶色いお茶っ葉のように見えるのは 間違いなく" ハッパ "だ。

さらに数本の小瓶は " RUSH "と呼ばれるドラッグだろう。
コレはボクも隣の兄貴に貰ったんだけど タバコのフィルターに浸して吸うと
一瞬あたまがズキズキっとするだけのことで 他にはあまり効き目はない。

そして最後に取り出されたのは 厚紙で出来た切手みたいな束だった。
切り取り線みたいな点線が入ってるんだけど
それが何なのかだけは全く判らなかった。


ソファ席では バンドのメンバーが女の子にちょっかいを出している。


【 彼女たちって このバンドのファンの子たちなんだろうか?
でも一番人気がありそうなのは やっぱりテディなんだろうな 】



後のメンバーは テディと同じようにリーゼントに革ジャンスタイルだったけど
何となく根っからの" ローラー "って感じじゃない。

すると にきび面の男が いきなり革パンツのポケットから
バタフライナイフを取り出し" バタフライアクション "を披露した。


ボクは それを見て素直に感動した。
なんだか ものすごくカッコイイと思った。


GENは店の奥で誰かに電話をしている。

ボクがカウンターに並べられたドラッグを眺めていると
サングラスの男が その切手みたいなのをボクに見せながらニヤリと笑った。


「マジ ブッ飛べるぜ! " L "はよぉ」


【 " L " ? この紙も ドラッグなのかな? 】


ボクは 男が手にした" そのサイケデリック "な模様の厚紙をぼんやり眺めていた。




1983年7月


「覚えてる?」

マレンは 口元に微笑みを浮かべた。

「スイミングスクールで 夏休みに行った合宿のこと」

「あぁ。確か 群馬だかあの辺に行ったんだよね」

「アタシね。 夏になるといつも あの合宿を思い出すんだよ」


ボクらが小学校4年くらいのときだっただろうか。

当時2人が通っていた同じスイミングスクールの催しで
夏休み どこかの山奥へ泊まりに行ったことがあった。

その合宿で ボクが思い出すのは2つの出来事だけだ。

ひとつは朝のラジオ体操をしているとき
一番山側にいたボクは ふと脇で何かを引きずるような物音を感じた。

その音がするほうへ目をやると 低い樹木と樹木のあいだを
ボクの上腕よりもはるかに太い蛇の胴体が移動していたのだ。

蛇の尻尾が完全に消え去るまで 相当に時間が掛かっていた。
ボクは絶対に" 大蛇 "だったと その後 みんなに言ったんだけど
「そんなの日本にいる訳ない」と笑われたのだ。

もし" アオダイショウ "ならば ボクの地元にも生息してたから判る。
ボクが子供だったにせよ ボクの上腕よりも太い蛇なんて
確かに日本には絶対にいるはずがないことは分かっていた。

だから"大蛇"だと言ったのに 誰も信じてくれなかった。


そして もうひとつの出来事。

原因は忘れたけど その合宿の帰りに
夜 電車がどこかの駅で停まってしまい
親父が車で その駅まで迎えに来てくれたこと。

どこの駅だか はっきりとは覚えていないが
確か まだ群馬県に程近いくらいの場所だった・・・


ボクは ふと思い出したのだ。

あのとき ウチの車に 一緒に乗せて帰ったのがマレンだったんだ。
ボクは そのことを なぜか今まですっかり忘れてしまっていた。

当時の彼女は まるで" モンチッチ "のようなショートヘアだった。
ボクは短い髪の女の子が好きじゃなかったんで
彼女に対する印象って あの頃は ほとんど無かったように思う。

でも確かに あの日 ボクらは親父が運転する車の後部座席で
朝まで一緒に眠ってたんだ。


「カミュちゃんと朝まで一緒にいた日だからねぇ」

「そういえば・・・オレたちって 考えてみればさぁ。
そんなに前から知り合いだったんだね」

「アタシはねぇ」


マレンは 目を閉じながら 緩やかな風に向かって呟いた。


「アタシは そのときから ずっとカミュちゃんのことが大好きだったんだ」

ふと気付くと ボクらは すっかり太陽が決めた陣地の 境界線の中にいた。
さっきから真夏の陽射しに照らされているのに 寄り添いあうボクらには
その暑さがほとんど感じられなかった。

そう。いつだって この場所だけには 冷たくて緩やかな風がずっと流れ続けているのだ。




Here's Little Richard - リトル・リチャード



 1 Tutti Frutti
 2 True Fine Mama
 3 Can't Believe You Wanna Leave
 4 Ready Teddy
 5 Baby
 6 Slippin' And Slidin'
 7 Long Tall Sally
 8 Miss Ann
9 Oh Why?
10 Rip It Up
11 Jenny Jenny
12 She's Got It

リリース 1957年3月 |レーベル スペシャルティ

50年代のR&Rを語るうえでは欠かすことの出来ないパイオニアのひとりであるリトル・リチャード氏のデビューアルバムHere's Little Richard『』☆この曲に収められた永久不滅のR&Rナンバーの数々は 50年以上のも歳月を経てもなお 決して色褪せることなく 未だにその輝きを放ち続けております♪彼が1962年に音楽界に復帰した際のコンサートで 前座を務めたのが無名時代のビートルズであり また 当時のサポート・ギタリストの一人に ジミ・ヘンドリックスがいたようですので 彼のロック歌手としての偉大さが改めて分かりますね☆





ALOHA STAR MUSIC DIARY

Rakiの名盤紹介 洋楽アルバム編

Rakiの名盤紹介 邦楽アルバム編

Masterpiece of the Western music of the 70s/70年代洋楽の名曲
If you want to cry/泣きたいとき
If you want to be healed/癒されたいとき
Drinking alcohol/お酒を飲みつつ
While driving/ドライブしながら
If you want to Fever/血が騒ぐ
Masterpiece of the Western music of the 80s/80年代洋楽の名曲
80's Ballard masterpieces/80年代バラードの名曲
80's Rock masterpieces/80年代ロックの名曲
80's Pops & AOR masterpieces/80年代ポップスの名曲
70's Dance masterpieces/70年代ダンス系の名曲
Masterpiece of the Western music of less than 70s/70年代未満洋楽の名曲
Less than the 70's classic Ballad/70年代未満バラードの名曲
Less than the 70's classic Rock/70代未満ロックの名曲
Less than the 70's classic Pops & AOR/70代未満ポップスの名曲
Masterpiece of the Western music of more than 90s/90年代以上洋楽の名曲
Ballade more than of the 90s/90年代以上バラードの名曲
Rock more than of the 90s/90年代以上ロックの名曲
Pops & AOR more than of the 90s/90年代以上ポップスの名曲
90's Dance masterpieces/90年代ダンス系の名曲
Masterpiece of the Japanese music/未来に残したい日本の名曲
Dedicated to sweethearts/恋する二人に捧ぐ
Spend the night with sadness/悲しみと共に過ごす夜
Nostalgic feelings/ノスタルジックな想い
In the room which shines with the morning sun/朝日が差し込む部屋で
While looking at the setting sun in a hotel/夕陽が見えるホテルで
Memories of youth/若かりし日々の思い出
If you want to fuss/タテノリしたい気分なとき
If you want to feel the Rock/かなりRockな気分
Masterpieces of Instrumental/インストルメンタルな名曲
 
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