QLOOKアクセス解析

未来に残したい洋楽&邦楽の名曲

70~80年代の洋楽&邦楽を中心に未来に残したい名曲&名盤を独自にチョイスするBlogです☆
未来に残したい洋楽&邦楽の名曲 TOP > Debbie Gibson

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

【Re-Edit】 Lost In Your Eyes - Debbie Gibson 【80年代バラード】

【Re-Edit】【80年代洋楽バラードの名曲】


Lost In Your Eyes





1983年9月13日(火)

涼風彷徨(さまよ)える初秋の宵闇は、過ぎゆく晩夏の燐光(りんこう)を、ひっそりと藍染めするよう、深紫(ふかむらさき)の黄昏色に包んでいった。輝きはじめた星たちが、月光を湛(たた)えた濃い碧色(へきしょく)の波の彼方でキラキラ踊る。

七里ガ浜の駅へと向かう道すがら、隣を歩く李メイがボクに、そっと訊ねた。

「シーナ君、彼女とは、――川澄さんとは、もう別れてしまったの?」

薄暗い駅前通りを歩きながら、ついボクはそんな夜空を見上げた。――そしてつぶやく。

「そうだね、正しくいうなら離れてしまったのかな。きっと距離も、……心も」

枯れた落葉の湿り気が仄(ほの)かに香る坂道を、「ポツリポツリ」と照らしてる水銀灯の淡白く冷たい灯(あか)り、――映し出される林ショウカや小山ミチコの華奢(きゃしゃ)な影、――路面たゆたうそんな二つのシルエットを避けるよう、ボクたちは、ゆったり歩調を合わせていく。

「心も、――」

メイがボクの言葉を繰り返す。

「まぁ、オレが悪いんだけどね。――実は彼女のお母さん、ずっと鎌倉の病院に入院してたんだ。……そしたら、なんだか昏睡状態になっちゃったみたいで、意識が戻らなくなってね。そんなお母さんのこと、毎日看病して、辛く悲しい気持ちをひとりで抱え込んでた彼女の気持ちを一番知ってたはずなのに、……

『彼女をどうにかしてあげたい』って本気で思ってたはずなのに、――オレはね、全然いいたくもない言葉ばかりを彼女に吐き出してしまったんだよ。本当にいいたかった言葉はすべて心に残したままで、……いわなくてもいいような、……絶対、彼女にいっちゃいけないような言葉ばかりを、ね」

こんなこと、メイにいう必要もない話なんだろうだとは思ってたんだ。けれど、彼女はどんな苦しみも哀しみも、すべて受け入れられるほどに深い闇色の翳(かげ)りを、絶えず心に秘めている。――だから、きっとメイになら話してもいいような気がしたんだ。なにも慰めて欲しいだなんて思っちゃいない。気休めの言葉なんて、――いまはいらない。

「ワタシのお父さん、――」

メイが、キレイに整った薄い唇を静かに開く。

「ワタシが生まれる前から、いろんな仕事をしてたみたいなんだけど、なにをしてたのかは、お母さんも教えてくれなかったし、ずっとワタシにもわからなかった。ワタシが小学校に入った頃からね、ウチは生活が苦しかったの。……だから、誕生日にどれだけ欲しいものがあったとしても、『別に欲しいものなんてない』って、気づいたときには、毎年そうやって答えるようになっていた」

ショウカとミチコ、それに、うしろからボクらを追い越していった田代が、ホームの先のほうへと歩いていく。ボクたちは駅員のいないホームの手前で立ち止まる。

「けれど本当は、小学校に入ったときからワタシはピアノが欲しかった。でも、そんなもの買ってもらえるはずがないことなんてわかってたの。――小学校2年のとき、学校で七夕の短冊に願い事を書かされたことがあったんだけど、……そのときワタシは、生まれてはじめて自分の本当の気持ちを、――ずっと抱え続けてきた夢をね、その短冊に込めることができたの」

「ポツポツ」と、高校生らしき数名の学生が佇むだけの、七里ガ浜駅のホームを照らす蛍光灯が、向こうのほうでこちらを振り返ったショウカとメイの小さな顔を映し出す。ボクたちはゆっくり歩きはじめた。

「――その七夕の願い事がね、文集になって参観日のとき配られた。ワタシ、本当はお母さんにそんなもの見られたくなかったんだけど、けっきょく見られてしまったの。その夜、――お父さんが帰ってきてからワタシのことを呼んでね、『お前にピアノを買ってあげる』って、いきなりそういったの。ワタシ、本当に信じられないくらい嬉しくって、その日は全然眠れなかった」

メイは一瞬、黙り込む。ボクは彼女の横顔を見つめた。

「――2週間くらいしてから、ウチの応接間にピアノが届いた。ワタシ、本当に嬉しくって何度もお父さんに抱きつきながらお礼をいったの。お父さんは笑って『お前には、いままでなにも買ってやれなかったから』ってね、ずっとあたまを撫でてくれていた。――

でも、それからしばらくして、ある朝早く、ウチに男の人たちが3人きてね、そのままお父さんは連れて行かれてしまった。ワタシがビックリして玄関のほうへ出ていこうとすると、お母さんがね、『大丈夫、すぐ戻ってくるから』って、ワタシの腕を掴みながら笑った。――だけど、何ヶ月経ってもお父さんは戻ってこなかった。『お父さんはいま、海外で働いてるから』って、お母さんはいったけど、ワタシには、なんとなく嘘なんだろうってことはわかってた。たぶん警察に連れてかれたんだろうなって、とっくにわかってたの」

ボクは、なにもいわずに彼女の横顔を見つめ続けていた。

「あのとき、『ピアノが欲しい』だなんて七夕の短冊に書いてしまったから、お父さんは捕まってしまったんだって、ずっと後悔してきたの。……それが理由だったんだって、思い込んでしまったの。――ワタシはね、本心じゃない気持ちをいってしまったことで後悔し続けているシーナ君とはまったく逆でね、本当の気持ちを言葉にしてしまったことを死ぬほど後悔し続けてきた。――ワタシはもう、なにも望んじゃいけないんだって、そのとき思ったの」

そういって、メイは口元に、哀しくなるほど儚(はかな)い笑みを浮かびあがらせた。

そう、――彼女のほうがボクなんかよりも遥(はる)かに深い哀しみを抱え続けて生きてきた。――そんなこと、中3になってメイの瞳をはじめて教室のなかで見たときから、とっくにわかってたんだ。

【ALOHA STAR MUSIC DIARY / Extra Edition】



【2012.03.21 記事原文】

デビー・ギブソンちゃん1989年の全米NO.1アルバム『Electoric Youth』
からシングルでもNO.1を獲得したやさしいナンバー「Lost In Your Eyes」を選曲♪
しかし…可愛かったなぁ。。。


何かの映画のエンディングにでも使えそうな曲ですよね。





Lost In Your Eyes - Electric YouthLost In Your Eyes - デビー・ギブソン
2ndアルバム『Electoric Youth』 1989年



Shake Your Love - Debbie Gibson 【80年代ポップス】

【80年代洋楽ポップスの名曲】


Shake Your Love





デビー・ギブソンちゃんが、ちょうどAKB48の若手メンバーくらいの年齢に
リリースしたデビューアルバム『Out of the Blue』から


ダンスポップなヒットナンバー「Shake Your Love」をチョイス♪





Shake Your Love - Out of the BlueShake Your Love - デビー・ギブソン
1stアルバム『Out of the Blue』 1987年



Masterpiece of the Western music of the 70s/70年代洋楽の名曲
If you want to cry/泣きたいとき
If you want to be healed/癒されたいとき
Drinking alcohol/お酒を飲みつつ
While driving/ドライブしながら
If you want to Fever/血が騒ぐ
Masterpiece of the Western music of the 80s/80年代洋楽の名曲
80's Ballard masterpieces/80年代バラードの名曲
80's Rock masterpieces/80年代ロックの名曲
80's Pops & AOR masterpieces/80年代ポップスの名曲
70's Dance masterpieces/70年代ダンス系の名曲
Masterpiece of the Western music of less than 70s/70年代未満洋楽の名曲
Less than the 70's classic Ballad/70年代未満バラードの名曲
Less than the 70's classic Rock/70代未満ロックの名曲
Less than the 70's classic Pops & AOR/70代未満ポップスの名曲
Masterpiece of the Western music of more than 90s/90年代以上洋楽の名曲
Ballade more than of the 90s/90年代以上バラードの名曲
Rock more than of the 90s/90年代以上ロックの名曲
Pops & AOR more than of the 90s/90年代以上ポップスの名曲
90's Dance masterpieces/90年代ダンス系の名曲
Masterpiece of the Japanese music/未来に残したい日本の名曲
Dedicated to sweethearts/恋する二人に捧ぐ
Spend the night with sadness/悲しみと共に過ごす夜
Nostalgic feelings/ノスタルジックな想い
In the room which shines with the morning sun/朝日が差し込む部屋で
While looking at the setting sun in a hotel/夕陽が見えるホテルで
Memories of youth/若かりし日々の思い出
If you want to fuss/タテノリしたい気分なとき
If you want to feel the Rock/かなりRockな気分
Masterpieces of Instrumental/インストルメンタルな名曲
 
Profile

rakiworld21

Author:rakiworld21
Hai ☆I m Raki  (*^・ェ・)ノ ☆


Group / Duet 【 A ・ B ・ C 】
Group / Duet 【 D ・ E ・ F 】
Group / Duet 【 G ・ H ・ I 】
Group / Duet 【 J ・ K ・ L 】
Group / Duet 【 M ・ N ・ O 】
Group / Duet 【 P ・ Q ・ R 】
Group / Duet 【 S ・ T ・ U 】
Group / Duet 【 V ・ W ・ X 】
【 Artist V 】
Van Halen
Vapour Trails
The Velvet Underground
The Ventures
Virus

【 Artist W 】
The Wailers
Wang Chung
Was (Not Was)
Wishbone Ash
The Who

【 Artist X 】

Group / Duet 【 Y ・ Z 】
【 Artist Y 】
Y & T
Yazoo
Yes

【 Artist Z 】
ZZ Top



FC2 Management
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。